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Channel: アドリア海のフラノ -SINCE 2006-
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フューエル1効果2 bimota YB7通信

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bimota YB7は製造されて25年(1989年として)
も経過している。
あまり走っていない車体にしても、
なんらかのトラブルを抱えている可能性がある。
オートバイは継続して走っていることが重要だと思う。
ノントラブルのバイクを中古で買えればラッキーだと思うね。

私は何台かのbimotaを走らせてきたが、
満足できる走りを可能にすることに労力を費やしてきた。
やっと、これからというときに事情があり手放してきた。
1台紹介すると、YB6 Tuatara。
YB8 Furanoとどちらにするか、
さんざん悩んだあけくにTuataraを買うことにした。
その頃、Furanoはまだ玉数があったからだ。

しかし、15年以上もまともに走らせていない不動車だった。
トラブル覚悟で購入に踏み切った。
Tuataraは、YB4EIのインジェクションを搭載した
全世界60台のプレミアバイクとして価値ある一台だった。

走行距離はわずかだったが、
こいつは燃料ポンプ不良で苦労した。
何回かの走行でエンジンストップ。
はじめてRBに引き上げてもらった。

その原因は燃料ポンプ(*)が錆ついていた。
*燃料タンクにドブ付け。Ducati 851、916、996、
 MV AgustaF4も同様
そのため燃料タンク内に赤さびを撒き散らして
不動になってしまった。
そこでボッシュ製の高価なポンプ(BMW用?)と交換した。
最初から調子が悪かったので保障期間中のトラブルとして
無償交換してくれた。
しかし、部品代金だけで11万だったそうだ。

その後の走りは問題なし。
次は前後サスをもっとスムーズに動くようにすることだった。
このTuataraは軽量だった。
1988年としてはまだ珍しい
カーボンファイバーカウリング」を装着していた。
また、前後ホイールはマグシュームという噂がある。
その真意は確かめていない。
普通のオスカムアルミホイールだったかもしれない。
1000cc4気筒バイクとしては軽量だった。

しかし、その力量はFCRキャブ(後付け)を装着した
YB8 Evoには及ばなかったね。
全域でトルクが1枚上手だった。
ベースエンジンの差だったようだ。
また、前後マグホール(後付け)、フロントパイオリ、
リアオーリンズサス(後付け)によりフットワークがよかった。
でも、Evoはバイクが大きかった。

もし、Tuataraの足回りに手を入れて、
サブコンでインジェクションセッティングを煮詰めて
いたら、......
 
YB6 Tuataraの新車が売りに出ていた(イギリス)
 
 

Tuatara | Rare SportBikes For Sale

raresportbikesforsale.com/tag/tuatara/
2012/02/19 - In 1990 this was the fastest production bike in the world with a top speed of over 175mph. It was one of only 60 built and it was Bimota's fastest ever offering. Dry weight is a scant 370lbs while boasting 150hp from the Yamaha ...
  £13,000$22K米ドル
 
 
このYB7にしても購入時にレギュレータを交換している。
電装系部品は日本製でも長年の使用には耐えられない。
また、イタリアと日本では気候や走行条件が異なる。
日本の真夏や渋滞に耐えられない。
そういう走りは想定していない。
*YB7は高速走行することが前提のスポーツバイクなので、
 日本の渋滞には耐えられないのだろう。
 バイク屋とユーザーで協力して改善するしかない。
 いままでお会いしたYB7オーナーも同様の苦労を
 している。なお、この問題はFZR400(3EN-1)のことではない。
  フルカバードボディで熱がこもるYB7特有の問題なんだと思う。
 
 
 

そこでこの2年間はトラブルを見極めて対策を考えてきた。
なお、残念ならが最近小職以外のYB7が走っている姿を見かけない。

少し前に燃料添加剤のワコーズ・フューエル1を入れてみた.
その後すこぶる調子が良い。
スロットルレスポンスが良い。
入れる前は4000~5000pmでの
レスポンスが悪かった。
また、低回転からでも反応が鈍い場合があった。
昨年もそうだったが、
とくに気温が30℃近くなると、
この現象が出てくる。

しかし、今回はキャブレター(ミクニBDST)の
負圧ピストンの動きが悪いように感じた。
キャブ内を通り抜けるエア(混合気)の流速を適正に調節することが、
負圧ピストンの役目なんだが、      
流速が高まってもピストンがスムーズに上がらない?
やはり、ゴミ(カス)が詰まっているのか?
なんらかの原因でキャブの動きが悪いのではないだろうか?
そう感じたわけだ。

それともう1つ気になっていることがある。
燃料がちゃんとキャブに供給されているのか?
ダウンドラフトキャブは、
燃料供給行程が長い。
燃料タンク→燃料ポンプ(エンジン左後ろ)
→燃料フィルター
→キャブレターとなる。
もしかしたら、
燃料ポンプの動きが悪いのではないだろうか?
ポンプの分解掃除は出来ない。
長年の使用&不動により、
燃料のカスが堆積して動きが悪いのかもしれない、

そしてテ実走テストしてみた。
前記の要因
「はずれ」ではなかったようだ。

フーエル1約200mLをタンクに入れる
そしてガソリン満タン

その後、有間ダムまで往復する(約60k)
約15kほどでスロットルレスポンスが劇的によくなった。
翌日も有間ダムまで走らせた。

そして先週末、いつものスタンドでガソリンを8L補給した。
120k走行なので約15k/Lの燃費だった。
フューエル1を入れた悪い影響は無かった。

車で混み合う新青梅街道、
続いていつもの有間ダムまでの80kを走らせた。
気温30℃近い中YB7を走らせたのだが、
スロットルレスポンスの悪さは解消された。

とくに有間ダムまでのワインディングでは、
「最高に気持ちの良い」
走りを堪能することができた。
いままでBDSTキャブに好感を持てなかったが、
この走行フィーリングを維持できるのなら、
なんら問題ない。
これで良し。
 
これからもフューエル1を定期的に適量(少量)
入れてコンディション/好調を維持したいものだ。
*入れ過ぎは禁物。
 バイク屋に聞いたところ、入れ過ぎるとプラグがかぶり
 ますよ。ということだった。
 
さて、梅雨明けすると、
連日30℃を超える灼熱地獄が待ち受けてている。
YB7はこれに耐えららるだろうか?

いや、おやじになった私自身が暑さに耐えられない。
無理は禁物だ。
 


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