先日、ドゥカティ東京ウエストさんに出掛けた。
いま話題のモンスター1200を見るためだ。
やはり実物はいいね。
なんといってもタンクの造形が素晴らしい。
これがいまもっとも進化したモンスターだ!
と主張してくる。
そして細部の作り込みが上質だ。
以前のドゥカティを知る私としては、
そのクオリティの高さには驚くばかりだ。
またがってバイクを直立させてみた。
そのとき自然にハンドルまで手を伸ばすことができ、
足つき性も良いと思う。
少し距離を走れば前後サスがスムーズに動くようになり、
まったく問題ないレベルになるだろう。
さすがに1200ccの排気量を持つモンスターだけあって
少し重さを感じる。
これは慣れの問題だろうと思う。
いまワールドワイドではBMW R1200GSを筆頭とする
アドベンチャー・スタイルバイクが一番売れているが、
その次に来るのがスーパースポーツバイクのエンジンを搭載
したスーパーネーキッドモデルになりつつある。
すでにカワサキがZ1000、Z800を出して先行している。
今年の秋にスズキもスーパーネーキッドモデルを出すようだ。
スーパーバイクの水冷エンジンを搭載したモンスター1200は、
その市場に一石を投じた戦略的な一台なんだと思う。
伝統の空冷Lツインのトップレンジモデルが無くなったことは
非常に残念だが、小排気量空冷Lツインエンジンを搭載する696
と796は健在だ。
そしてこの秋に796のエンジンを搭載した
新型スクランブラーが登場する。
空冷エンジンの伝統はこの一台に引き継がれることに
なるだろう。
噂ではもっと排気量が小さなスクランブラー。
または、Lツインエンジンのフロントバンクを
と取り去ったシングルエンジンモデルが登場するかも
しれない。
いまイタリアでもっとも売れているハーレーダビッドソンは
883アイアンと48(フォーティーエイト)の2台だ。
スクランブラーの売れ行きが順調なら、
1100cc空冷エンジンを搭載したスクランブラー1100
が出るかもしれない。
モンスター1200。
この一台で高級インポート・モーターサイクルを
所有する喜びと満足を与えてくれるに違いない。
そう思うね。
Ps、
この日ドゥカティ東京ウエストさんに来ていた
お客さんのお一人にお声掛けした。
彼は1199ハニガーレRのオーナーさんだった。
わたしも古いスーパーバイクモデルを所有している
こともあり、しばしドカ談義となった。
その中で昔はいろいろと難しい問題があった。
851のクラッチの操作が難しい。
ジャダーが出る。
999の時代でもニュートラに入りにくい
癖をかかえていた。
そいうった話を興味深く聞いてくれた。
ありがとうございます。
そうだ、
彼は若いから知らないんだ。
わたしはリアルタイムでMHR900、
750F1、851、916、.....
のことを知っている。
その中の何台かは所有して走らせた。
聞いた話だが、
極め付けはMHR900のこと。
高速道路を走行中にエンジンが落ちた。
どうして?
そんな話を今度まとめてみたいと思う。
1199パニガーレRオーナーさん。
MotoGP日本GPのドゥカティ応援席でお会い
しましょう!
または、金曜日の初日でしたら、
ダウンヒルストレートエンドで世界のトップライダー
(マルケス、ロレンゾ、ペドロサ、そしてロッシ)らの
スーパーブレーキングテクニックを一緒に見ましょう。