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ドゥカティの戦略

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motogp.com · ドゥカティがプロダクションバイクの提供を検討

 
14 時間前 – 来年の新たなレギュレーションが発表されてから、プロトタイプマシンがマニエッティ・ マレリ製のシングルECUとソフトウェアを使用することで、CRTカテゴリーで走れる可能 性が出てきました。このパッケージを搭載する2013年型のバイクを提供 .
 
ファクトリーマシンの場合、
2014年シーズンからマニエッティ・マレリ製のシングルECUを
使用するが、エンジン・コントロールソフトウエアは、
自社開発のものを使用する。
ヤマハとドゥカティファクトリーについても同じになる。
そのため20Lタンクに規制される。
レースを走りきるには、
より耐久性がありパワーのあるという矛盾した課題に取り組む必要がある。
より難易度の高い。
困難な開発が待ち受けている。

ところが、
マニエッティ・マレリが提供すするのシングルECUとソフトウェアを
同時に使用すれば、
CRTカテゴリーとなるようだ。
ファクトリーマシンよりも優遇された、
24Lタンクと12機のエンジンが使用できることになる。

とすると、
ドゥカティはいまのGP13のエンジンをそのまま使用
した市販レーサーまたはエンジンを提供できるということだろう。
ドゥカティのパオロチャバッテーは、
2014年シーズンはファクトリーを含めて8台のドゥカティマシン
が走ることが可能と明言している。

また、
すでにホンダRC213V市販レーサーについて、
最近、これはCRTマシンと言い出している。
 
ニューマチックバルブではなく、
コイルスプリング駆動のバルブ駆動機構を搭載している。
当初は、コストダウンの一環だったが、
最近論調が変わってきた。
先日、モテギでテストが開始されたが、
現状ではエンジンの耐久性と燃料使用量に問題があると
ということいだったが、CRTマシンと位置づけのなら、
敷居はかなり低くなるだろう。
 
 
 
ヤマハはプロトタイプエンジンをそのまま最大4台まで
リースする予定なので、
ファクトリーマシンと同じ20Lタンクと5機までしか使用できない。
しかし、戦闘力は極めて高い。
Moto2で活躍中のカレックスフレームに搭載してもらいたい。
 

ファクトリーマシン
ホンダ4台
ヤマハ4台
ドゥカティ4台:
合わせて12台。
 
市販レーサーまたはエンジンの供給可能台数:
ホンダ:5台
ヤマハ:4台
ドゥカティ:4台
合わせて12台
すべて合わせると24台に膨れ上がる。

来シーズンは、
28台までスターティンググリッドに並ぶ可能性がある。
残りは4台となる。

そこにアプリリアRSV4のエンジンを搭載したART
カワサキZX10RのエンジンをFTRシャーシに搭載したマシン
BMW S1000RRのエンジンをシューターのシャーシに搭載
したマシンが並ぶかどうか?

マニエッティ・マレリが提供するシングルECUとソフトウェアを
同時に使用すればOKとなるなら、

いまはロードバイクのエンジンを改造してプロトタイプシャーシに
搭載しているが、本格的なプロトタイプエンジンを開発するかもしれない。

チームアスパーが使用するアプリリアARTGP13は、,
CRTマシンながら極めて戦闘力が高い。
最近は連続してトップ10フィニッシュを重ねている。
オランダGPでは8位でフィッシュした。
ドゥカティ、ヤマハらの6台のMotoGPプロトタイプマシンを下している。
また、トップのロッシからわずか32秒しか遅れていない。
しかし、
エンジンはプロトタイプマシンよりも非力だ、
先日のカタルーニャGPでは
ファクトリー勢の340kに対して320k前後しか出せなかった。
ARTが開発したシャーシ能力のおかげで、
いまの成績を上げていると思う。
かつてのアプリリアGP250最強マシンのフレーム開発の経験が生かされている。

そこでもっとハイパワーなエンジン搭載が求めらている。
すでにシーズン後半にニューエンジン投入される予定だ。
9月になるらしい。

カワサキについても同様。
最近、WSBKでトップを快走しているので、
その次はMotoGPエンジン開発と考えているようだ。
供給先はフォワードレーシングが有力だろう。
ニューマチックバルブ搭載エンジンを希望している。
MotoGPで活躍したカワサキZX-RRエンジンの復活となるかもしれない。

また、BMWの戦力が見えてくない。
いまはイオダレーシングがシューターのシャーシにBMWS1000RR
のエンジンを搭載したマシンを出走させている。
カセット式ミッションすら持たないロードバイクエンジンでは
来シーズンは戦えない。

いろいろな思惑はあるので、
すべてがファクトリーが提供する市販レーサーまたは
エンジンに埋められることにはならないだろう。
 
Ps,
ところで、
Ducati GP13の戦闘力だが、
これ以上ホンダ、ヤマハマシンに追いつくことは不可能。
期待されているGPラボ(実験開発マシン)の
戦闘力向上は確認されていない。

ドゥカティ ファクトリーライダーの一人、
アンドレア・ドヴィツイオーソは、
バイクの革命的な進化が必要だと訴えている。

そろそろ彼の忍耐は限界なのかもしれない。
もしかしたら、
ホンダ、ヤマハへの再移籍を考えているかもしれない。

7月のはじめにGP13ラボの再テストを控えている。
ドイツGPに投入されるかが決定されるだろう。

なお、プラマック・ドゥカティの
アンドレア・イアンノーネはGP13ラボをテストして
好印象を得ている。
ブレーキングからコーナーのエントリーが安定しているそうだ。
ライダーにより、その印象はことなるようだ。
ドイツGPからと投入を訴えているようだ。
 
 


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