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今年のホンダWSBKチームは、
長年提携してきたオランダのホンダディーラである
テンカテから別のチームに移行した。
おそらくホンダの準ファクトリーチームといえるものだろう。
HRCサポートの比重が大きくなったようだ。
その主なものがECU(エンジンコントロールユニット)、
コスワースのコンピュータを使用するが、
ソフトウエアはHRCで開発したもの。
つまりMotoGPのテクノロジーが移植されているようだ。
今シーズンのSBKクラスは、全24レースでわずか8機のエンジン
までしか使用できないため耐久性が求められる。
従来は無制限だった(アプリリアは16~20機投入?)。
そこでトップエンドのパワーよりも、
ドライバビリティ、過渡特性、トラクションコントロールなど、
より緻密にエンジンコントロールできるバイクに勝機が出てくる
のではないだろうか?
そこでパワーに劣っていた?
CBRにMotoGPのバイクコントロールを与えることで勝てる
可能性が出てくる。
そう考えるわけだ。
その結果、成果が、
早速先日のWSBKテストで出た。
ジョサン・レアが3番手のタイムを記録して、
再びトップを狙える可能性を示した。
ホンダチームと再契約したジョナサン・レアは、
当初MotoGPへの移籍を考えていた。
しかし、表彰台を狙えるバイクは限られている。
そういうとき、WSBKホンダチームの体制が一新
され、CBRの戦闘力が高まる可能性が出てきた。
そこでホンダと再契約することにしたのだろう。
もし、今年チャンピオンを獲得できれば、
来シーズンMotoGPに移籍できるかもしれない。
先日開催されたWSBKテスト(ポルトガル・ポルティマオ)
1.アレックスローズ(GB)、鈴木、SBK、1:42、5
2.ラヴァティ(IRL)、鈴木、SBK,1:42, 6
3.ジョナサン ・レイ(GB)、ホンダ、SBK,1:42, 9
4.ダビデ ・ジュリアーノ(イタリア)、ドゥカティ、SBK、1:43、0分
5.マルコ ・メランドリ(イタリア)、アプリリア、SBK、1:43、1
6.チャズデイビス(GB)、ドゥカティ、SBK、1:43、2
7.レオン・ ハスラム(GB)、ホンダ、SBK、1:43、5
8.シルヴァンバリア(F)、BMW、エボ、1:44, 0
9.クラウディオ ・コルティ(I)、MVアグスタ、SBK 1:44,5
10.アレックス・ ホフマン(D)、アプリリア、SBK、1:45、0 *テストライダー
11.ジェレミーGuarnoni(F)、カワサキ エボ、1:45、3
12. ミケーレMagnoni(イタリア)、ホンダ、SBK,1:46、4
13.ファビアンフォレット(F)、カワサキ、エボ、Angabe