Quantcast
Channel: アドリア海のフラノ -SINCE 2006-
Viewing all articles
Browse latest Browse all 5079

フェラーリの経営戦略とドゥカティ

$
0
0
 
 
 
 
 

媚びないフェラーリが教えてくれる「勝ち残る法則」

誠 Style-4 時間前
フェラーリといえば、モータースポーツの分野で絶対的な存在感を持ち、その洗練されたスタイルと高性能なスポーツカーとして名高い。独特のエグゾーストノート(自動車の排気音)は、公道を走っているのを見かければ、思わず振り返ってしまう ...

 
 
バカ売れしている中国で販売台数を減らすというものだ。

だが実は、販売台数を縮小させるという決断こそが、フェラーリのブランド力を最大に引き出す秘策なのだ。

 フェラーリの最大のブランド力とは、その希少性にある。つまり、欲しくてもなかなか手に入りにくいというイメージが重要になる。金さえ払えば簡単に手に入る高級品になることを許されないブランドなのだ。同社のすごいところは、まだ売り上げが好調で作れば売れるのが分かっている時期に、この決断をしたことだ。

 「フェラーリは、今後少なくとも私が実権を握っている間は、コンパクトカーやエコカーを作ることはない」

 その答えは、フェラーリがこれから力を注ごうとしている2つのビジネスにある。ひとつは、ライセンス商品などを含むブランド関連ビジネス。もうひとつは、エンジンの供給ビジネスだ。
 
 フェラーリ社は、現在5つのモデルを製造販売している。そこにリミテッドエディションとして、今年最高にホットなモデルが登場した。フェラーリのこれまでの集大成となる、最速で最高価格のスーパーカーの上をいくハイパーカー「LaFerrari(ラ・フェラーリ)」だ。3秒で時速100キロメートルの速度に達する高性能のハイブリッドマシーン。100万ユーロ(1億4200万円)という高額にも関わらず、限定499台すべてが完売した。
 
 ルカ・ディ・モンテゼーモロ会長はこんな名言を語っている。
「We don't sell a normal product. We sell a dream.
(私たちは単なる製品を売っているのではない。
夢を売っているのだ)」
 
 
ナンちゃんずコメント
 
流石にフェラーリは言うことが違う。
日本人は大量生産こそ正義。
市場でのシェア拡大こそ重要
まるで違う価値観だと思う。
 
お客様はフェラーリを運転する自分を夢観る。
そこいらにある実用性一点ばりの日本車(ハイブリッドカー)とは違う?
 
フェラーリと同じ戦略を目指しているのが、
同じイタリアの地にあるドゥカティだと思う。
決してスクーターや小排気量バイクを開発/販売しようとしない。
クラウディオ・ドメニカーリCEOは、
最近の談話でもこのことを繰り返し強調している。
 
 
 

エントリーモデルはあくまでも空冷Lツインを搭載する
モンスター696/798。
それ以外はブランド力を高めてくれる、
1199/899パニガーレ、ムルティストラーダー、
ハイパーモタード、ディアベル、モンスター1200、
としてドゥカティを安売りするようなことはしない。
そのため年間4万台規模の生産に留めている。
 
AUDIの意向もあるだろうが、
ドゥカティ自身はそう考えている。

また、ドゥカティはかなり前からアパレルに力を入れて
成功している。
わたしも山のようにドゥカティアパレルを購入している。
ほしいものがたくさん用意されているということだ。

後はドゥカティの技術やプロダクツ(エンジン?)を
販売することだろうか?
それはすでにbimotaへのエンジン供給で実績がある。

次はほかのバイクメーカー、
たとえばツインエンジンを持たないMV Agusta(カジバ)に
空冷Lツインエンジンを販売する?
 
そのブランド力を向上させるためには、
やはりレースでの活躍が必要だ。
MotoGPやワールドスーパーバイク選手権での勝利が必要だ。
そう思うけど??
 
 

Viewing all articles
Browse latest Browse all 5079

Trending Articles