イタリアのFBモデンアィアル。
ここ最近なりを潜めていたが、
今年のモラノショーにて復活の狼煙を上げた。
125ccと250ccシングルエンジンを搭載したスクランブラー型
バイクを提案している。
このビデオの中にモンディアル創業者兄弟一族の一人(孫?)
と思われるプレジデント(ボゼッリ)が登場している。
かつての栄光(グローリア)を再現したいと話しているようだ。
ちなみにエンジンは自社開発だろうか?
その形状を見るとKTM 125に搭載している
ロータックス製のように思えてならない。
真相はいかに?
FBモンディアルはグランプリ草創期の1949年から、
グランプリを撤退する1957年まで125cc、250ccクラスで
数多くのタイトルを獲得している。
その後、そのGP125グランプリレーサーを譲る受けたホンダは、
それを徹底的に研究して1959年のマン島TTレースに打ってでた。
そのバイクはホンダグランプリレースの歴史の一部として
いまもホンダコレクションホールで見ることができる。
そしてもう1つの遺産。
それはデスモ機構。
おそらく1954年から1957年までのモンデアルグランプリレーサー
に搭載されていたと思われる。
しかし、そのテクノロジーはグランプリ撤退とともに放棄された。
ロードバイクに搭載して耐久性を確保できるものではなかった。
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ドゥカティデスモ機構の生みの親である、
ファビオタリオーニは元々モンディアルのエンジニアだった。
彼は1954年にドゥカティに移籍して
まず、マリアンナ(グランスポルト199)を完成させ、
その後125ccデスモ機構搭載レーサーを完成させた。
まず、2気筒、その後長らく行方がわからなかった4気筒
デスモを開発した。
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デスモドロミック機構は、
可能性を信じてトライし続けたファビオタリオーニの手により開花。
いまもDucati MotoGPレーサーに搭載されている。
Mondial ritorna: ecco la Hipster! - Motociclismo
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