先日、ホンダコレクションホールの走行確認テストが
行われた。
そのときテストされたのが1997年型NSR500だ。
スクリーマー(絶叫?)と呼ばれる
2サイクル112度V4エンジンの甲高いエキゾーストノート
を聞くことができる。
素晴らしいね。
素晴らしいね。
この1997年型NSR500/ミック・ドゥーハンは、
15戦中12勝する圧倒的な勝利で4年連続チャンピオン
を獲得した。
このスクリーマーエンジンは2002年まで使用された。
再びビックバンに戻ったという話は聞いたことがない。
15戦中12勝する圧倒的な勝利で4年連続チャンピオン
を獲得した。
このスクリーマーエンジンは2002年まで使用された。
再びビックバンに戻ったという話は聞いたことがない。
前々から疑問がある、
前年まで使用された
ビックバンエンジン(不等間隔位相同爆方式)を止めて,
1990、91年まで使用された180度2気筒同時爆発
エンジンを再び投入したのだろうか?
その背景にはビックバンエンジンのテクノロジーが生かされた
と思う。
それとミシュランタイヤの進化が大きかったと思う。
再びパワーを追及しながら、
ドライバリリティの向上
に成功したということだろう。*ビックバンではより高回転まで回すことできない、
パワーを追及できなかったのか?
1992年頃にインジェクションを搭載したNSR500が
実践テストされているので、当時から電子制御がかなり
進んでいたと思われる。
少し前までNSR250Rプロアームを所有していた。
それにレース用のHRCカードを挿入すると、
点火がシングルからツインパルスになり全域でトルク
アップする。
いつもパッパッパッと点火する。
エンジンは90度Vツインエンジンのままだ。
なんだか不思議なエンジンフィーリングだった。
いまも最強と言われている88NSRだが、
このHRCカードと社外のチャンバーを組み合わせた
NSRプロアームにはかなわない。
敵ではない。
おそろしいほどの吹け上がりを体感することができた。
そのとき、
絶叫ともいえる、
凄まじいエキゾーストノートを吐き出していた。
これこそ250cc版スクリーマーエンジンと
言っていいだろう。
いま想うことは、
こいつがガルアームだったら、....
1990年代前半に2サイクルエンジン制御がかなり進化
していたことを示す事例だ。
なぜ、ビックバンからスクリーマーに転換したのか?
いまでも、
その秘密を知りたくてしかたがない。
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私はレーサーズの愛読者だ。
いずれ1997年型NSR500を特集
してくれることを希望する。
ビックバンNSR500の号は隅から隅まで熟読
しました。
よろしくお願いいたします。