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Channel: アドリア海のフラノ -SINCE 2006-
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夏の終わりに NSR250R通信

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暑かった夏もそろそろ終わりのようだ。
NSR250R(88)を名栗湖・有間ダムまで
走らせた。
7月以来になるね。
先日、切れていた自賠責保険に入りなおし、
自宅でステッカーを貼り変えた。
今回も1年間だけ。

そしてRB瑞穂さんで前後タイヤにチッソガスを充填した。
かなりタイヤ圧が落ちていたので驚いたね。

そして夕方の涼しい中を名栗湖に向かった。
最近は直列4気筒エンジンを搭載するbimota YB7を
走らせていたので、
その走行フィーリングの違いに驚かされた。

 
バイクが軽い。
しかも、グイグイに前に出るトルクがある。
でも、、安定感はYB7のほうが1枚も2枚も上手だ。
NSRはいろんなことを自分自身でやらなくてはならない。
 
不思議なのは、
NSR(88)を走らせていると、
たいしてスピードを出しているわけでもないのに、
2速または3速で比較的高い回転を使っていると、
そのエキゾーストノートの臨場感なのか?
すごく速く走っているような錯覚にとらわれる。
これはビッグバイクでは味わえないフィーリングだと思う。
これがあるから88から降りることができない。

また、前回から感じていることは、
ブレーキの効きがイマイチ。
一歩遅い。
いやYB7に装着のブレンボ4ポットキャリパーと
鋳鉄ディスクが良すぎるのでそう感じるのかもしれない。

今回は有間ダムまでの往復50kの走りだったが、
乗り味がソリッドで集中力が必要な88を走らせる
ことはかなり疲れる。
おやじには厳しいバイクだ。
腰が痛い。
 
 
毎朝の朝食はコンビニで済ませている。
そこにくる中年男性は必ずといっていいほど
タバコを購入している。
おそらく毎晩の酒もかかさないだろう。
 
若いときからなにも考えることなく10年一日
の生活を続けているのかもしれない。
しかし、いつか気が付くときがくるに違いない。
 
私は30代前半に爆発的に太ってしまった。
全盛期は95kgまで増量した。
ガンマ400の加速が遅くなったと感じるほどだ。
 
その頃、仕事のストレスとうまくいかない人生を
酒、たばこ、過度の飲食で発散させるという
暴飲暴食の限りをつくしていた。
 
そのつけはすぐに支払わされることになった。
血糖値が400を超えていかんともしがたい事態
になってしまった。
 
そこではじめて本格的な成人病治療を始めた。
自転車通勤を止め、
毎日、朝夕40分歩いて通勤することを始めた。
もちろん酒もたばこもやめた。
飲み屋にも行かなくなった。
アパートを出ていまの自宅を購入することで
散在していた金/飲み代を無くした。
それまで給料をすべて飲み代につかったいた。
 
 
それでいまは70kgまで減量できた。
25kgのダイエットだ。
もちろん、成人病治療は続けている。
いまも毎朝7種類の成人病の薬と降圧剤を服用
している。
インシュリン注射だけはなんとしてもいやだ。
 
しかし、いま50代を超えて新たな問題が発生した。
疲れがなかなかとれない。
やはり若いときのように無理がきかない。
週末は仕事の疲れでへとへとになる。
 
無理を重ねると寝込むことになる。
それが度重なったため、
生活と飲食の習慣を見直すことが必要になった。
 
そこで毎晩8時以降は飲み食いしない。
可能な限り睡眠時間を取る。
 
週末の午前中は休息をとる。
以前のように朝早く起きて峠に行かない。 
 
友人との約束は無理と思ったら断る。
誘われて飲み屋に行くなんてとんでもない!
 
自分のスタンスで生活する。
 
それは命が惜しいと痛切に思うからだ。
ここ2年の間に3人の友人が亡くなった。
この前も友人の一人がめの前で息を引き取った。
くも膜下出血だったそうだ。
まだ40代半ばというのに
かいわいそうでならない。
 
普段から節制していたら、
病気のシグナル(頭痛、血圧など)を注意深く読み取っていれば、
防げた可能性は高い。
他人にはわからない、
のんきな人は気のせいだよ、大丈夫だよ。
とほざく。
わたしも血圧が200を突破した反動で
右目が眼底出血を起こして(一時は目の前が真っ白で
見えない)レーザー治療を受けた。
もうちょっと酷いと、
あの高名な杏林大学病院にごやっかいになるところだった。
 
レーザーを目に撃ち込まれるとかなり痛みを伴う。
それが毎回300発となるとめげる。
もう、2度といやだ。
網膜剥離の手術なんて御免こうむりたい。
あれはかなり痛いらしい。
 
  
そういうこともあり、
私は普段から節制を続けている。
そういう努力を重ねて、体調が許せば
週末の午後に短い時間だけNSRやYB7などの
スポーツバイクを走らせるようにしている。
 
山の景色の美しさ、オートバイを走らせる楽しさ。
病気と隣り合わせのいまだからこそ、
より味わい深いものに感じる今日この頃なんだ。
 
いましばらくは夢を見ていたいものだね。
 
 
昔ヘビースモーカーだった友人は、
私はタバコを止めたので吸わないというと、
 
面白がってタバコを前に差し出して
たまにはいいだろうと勧めてきた。
 
そこで断ると
すごい剣幕で叱られた。
 
私は1本だけ頂戴した。
やはりうまい。
しかし、そこまで。
 
たまに吸うたばこ、飲酒なら問題ない思い込んで
いるのだろう。
しかし病気の恐ろしさを身を以て知らない
ひとのたわごとだ。
  
その友人も大病になり、
それを手術で克服した。
その後はまったく吸わなくなった。
 
この前、もうタバコは吸わないのか?
そう問いただしたら、
 
お前は俺を殺すつもりなのか?
とまたまた叱られた。
 
人間は変わらなければならない。
 
 
 

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