SB6R
私は軽量でコーナリングに優れている
バイクが好きだ。
だが、最近、国内仕様のハヤブサを見て思った。
フラッグシップバイクを走らせてみたい。
そしてbimotaのフラッグシップといえば、
SB6Rではないだろうか?
私は軽量でコーナリングに優れている
バイクが好きだ。
だが、最近、国内仕様のハヤブサを見て思った。
フラッグシップバイクを走らせてみたい。
そしてbimotaのフラッグシップといえば、
SB6Rではないだろうか?
SB6Rの車体構成は、
基本的に1994年~96までの3年間製造された
SB6のシャーシを使用している。
それはステアリングヘッドとスイングアームピポットを
ストレートに結ぶ「ストレートコネクションフレーム」
と呼ばれるもので、
GSX-R1100の水冷気筒エンジンを低い位置に
搭載することで低重心を狙ったもので、
それにより従来にない高速安定性とトラクション性能を可能にした。
似ているのはそこまで。
1997年発売のSB6Rは、、
その頃WSBKで猛威をふるっていたドゥカティ916
の構成に似ている。
エンジンシリンダーヘッドの上に吸気インダクションチューブ
を通してエンジン背後の大容量エアボックスに積極的
にエアを導くラムエアボックスとした。
燃料タンクはさらに上に配置した。
シートはかなり高くなった。
それはまるで4気筒エンジンを搭載したDucati 916の
ようだった。
また、スイングアームは左右非対称の構造となり、
サスペンションリンクも見直された。
それらの改良によりハンドリングの向上が図られた。
大きな4気筒エンジンを低い位置に配置して、
それを高い乗車位置からコントロールすることにより、
ビックバイクでありながらハンドリングに優れていた。
いまのカワサキZZR1400と似ている。
エアボックス兼用のアルミモノコックフレーム
により、低いエンジン搭載位置を実現している。
しかもフレーム剛性はロードバイクの
レベルをはるかに超えるもので、
路面にダイレクトにトラクションをかけることを
意図したものだ。
ステアリングヘッドとスイングアームピポットを
ストレートに結ぶ「ストレートコネクションフレーム」
と呼ばれていた。
1960年代から70年台前半まで、
グランプリで活躍した英国のコリーン・シーリーフレームを
極太のアルミチューブで再現したものといっていいだろう。
また、それを生かすロングスイングアーム。
これでワイドサイズ・ラジアルタイヤのグリップを
フルに生かすことを可能にした。
また、もう1つの性能向上策として、
いや、こちらのほうがSB6R開発の目的といっていいだろう。
世界最速のモーターサイクルを実現する。
前作のSB6は、スズキGSX-R1100水冷エンジンを
搭載して275kのトップスピードを実現した。
156psのパワーを誇る4気筒エンジンとしては、
最上のパフォーマンスを実現した。
搭載して275kのトップスピードを実現した。
156psのパワーを誇る4気筒エンジンとしては、
最上のパフォーマンスを実現した。
1990年代、
カワサキZZR1100、
ホンダCBR1100XX(通称ブラッグバード)などの
フラッグシップモーターサイクルが次々に登場した。
とくにブラッグバードは、300kの突破を目指していた。
そういう中、6Rは世界最速を目指して開発が進められた。
エンジン搭載位置を低くするSB6以来の
シャーシとエンジンを用いながら、
トップスピードの性能を引きのばすことに重点を置いた。
シャーシとエンジンを用いながら、
トップスピードの性能を引きのばすことに重点を置いた。
そのため大型のラムエアボックスを配置した。
これでGSX-R1100のエンジン(156ps)ながら、
超高速領域で余剰のパワー与えることを可能にした。
これでGSX-R1100のエンジン(156ps)ながら、
超高速領域で余剰のパワー与えることを可能にした。
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このラムエアボックスと10%大きなメインジェットにより
GSX-R1100エンジンから限界のパワーを絞り出し、
SB6のトップスピードをさらに向上させた。
なぜ、SB7で実績のあるインジェクションを搭載
しなかったのか?
インジェクションはかなりのコストアップになり、
販売価格を上昇させる要因になるからだろう。
しかし、ラムエアボックスとキャブセッティングの見直しで
ライバルを圧倒することができるとの判断
があったようだ。
また、bimotaとしてはSB6と同様のセールスを狙って
いたのかもしれない。
いたのかもしれない。
そ実力は2kのストレートを持つ滑走路で、
なんと、292kの最高速度を記録して証明された。
そして南イタリアのナルドサーキットに持ち込めば、
確実に300kを超える周回スピードを記録しだろうと言われていた。
ところで、
高速道路において300kのスピードメーター表示を見たという
話を聞いたことがない。
つい最近聞いた話では、
東北自動車道で試した最高速アタックは、
260kから280kだった。
そのあたりがこのエンジンの限界かもしれない。
メインジェットを元に戻しているのか?
いやスロットルを開け続けることができなかったのかも?
しかし、バイクが大柄になった。
最高速を絞り出すためウインドプロテクション
を向上させる。
そういう意図があるのだろう。
最高速を絞り出すためウインドプロテクション
を向上させる。
そういう意図があるのだろう。
シートが高くなった。
エンジンの上にラムエアボックスを配置したため、
必然的にシートも高くなる。
タンクが大柄になりハンドルまで遠い。
シートが低いSB6とは、
なにもかも違うバイクになってしまった。
大男のドイツ人ならいいが、
小柄な私にはつらい。
300k。
それは1990年代に登場したフラッグシップモーターサイクル
の目標だった。
ライダーの憧れだった。
しかし現在は。
ハヤブサ、ZZR1400ではたんなる通過点となってしまった。
まっ、300kリミッターが稼働するため、
それ以上スピードを出せないようになっているけどね。
いまは300kを出すということにあまり意味はない。
それを出せるパフォーマンスに憧れるライダーが後を
たたないのでハヤブサ、ZZR1400はロングセラーを続けている。
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初代ハヤブサが登場して15年にもなる。
今年2014年ハヤブサの国内モデルが発売開始された。
まだまだその人気は続くだろう。
私はbimota SB6Rで最速を目指したい。
なんてね。