

野村さん(野村欣滋さん:Yoshishige Nomura )は、
RVFとRVT(VTR)エンジン・プロジェクトのリーダーとして
8年間過ごした。
1985年に本田技術研究所でエンジン設計部隊に加わり、
彼のキャリアを始めた。
名車の誉れ高いRC30、RC45、そしてNR750の
エンジン開発に取り組んだ。
その後、1994年にHRCへ移動して、
MotoGPマシンRC211V搭載の
V型5気筒/990ccエンジン開発の
テクニカルマネージャーを務めた。
そして、12年の不在の後、彼は鈴木さんからHRCを
引き継ぐためにに戻った。
「私は、HRCとの顕著な時代があった鈴木哲夫から
ロールを引き継ぐことを光栄に思います。
過去数年間の結果がすべてを物語っています。
私はこの成功、勝利への考え方(方程式)を継続して支援する
ためダイレクトにHRCのためにここにいる。
私はロードレースの他に、
オフロード、ワールドモトクロスやMoto3でのHRCの関与を構築し、新しいアジアタレント·カップを通じて、
アジアでのレース活動を強化することにも集中します。
海外のニュースメディアは、
HRC社長交代のことを詳しく報じている。
ところで、
日本のニュースメディアは?
おひざ元なのだから、
社長交代に至った経緯と、
今後の展望を詳しく紹介してほしいものだ。
私が予想するに、
MotoGPマシンと市販レーサーRCV1000Rの
開発にもっと力を入れる。
とくにRCV1000Rはパワー不足の問題が大きい、
それに加えて、
カタールGPでは燃料が足りないため(22.2燃料タンク)、
ライダーにエコドライブを強いてライバルチームから失笑を
かっている。当然RCV1000Rを走らせるチームの落胆
はいかばかりだろう。
もともとファクトリーレーサーRCV213Vとの性能差は、
0.3秒に過ぎないとNさんが発言してユーザーに興味を持たせて
4台(+スペアマシン)を販売した。
しかし、プレシーズンテストを走らせてみると、
RCV213Vとの差は大きかった。
ライダーとチームを落胆させた。
こんなことなら買うのではなかった。
そこにエコドライブ問題。
カタールGPではトップから約30秒遅れだったので、
かなり改善されている思ったが、
まさか燃料が足りないのでエコドライブ
していたとは思いもよらないことだった。
もし、その問題がなければもっとトップに
近づいていたかもしれない。
早急な対策が必要だろう。
まずはオープンクラスで認められる24Lタンクを
装着すべきでは?
次のアメリカGPまでには間に合いますよね?
ファクトリーマシンよりも少し遅いだけと言って
販売しているわけだから責任があるでしょう。
チームは1台(+スペアマシンとメンテ費用)あたり
1億円以上を支払うわけだから、
けして安い買い物ではない。
そして次世代パワーユニット(ハイブリッド、電動モーター)
を搭載したマシン開発に力を入れるため、etc。
そこでホンダにとって保守本流ともいえるエンジン開発に精通した
野村さんを抜擢したのではないだろうか?
ホンダ・モーターサイクルVツイン、V4、V5エンジンを
一貫して手掛けてきた人物だからだ。