昨日(3/29)のことになるが、
奥多摩の帰りにヤマハMT-09に試乗させていただいた。
場所は新青梅街道沿いのレッドバロン瑞穂さん。
新青梅街道と国道16号線と交差する少し手前にある。
いや、驚いたね、
どのギアポジションからで加速を取り出すことができる。
昔のバイクのようにハイギアでガッガッガッガと
エンジンがロックするようななことはない。
6速からでも点火時期と燃料噴射が同期して加速する。
3速/30kからでも加速する。
また、車の流れをリードするため3速からスロツトルを
ワイドオープンすると、
瞬時に強烈な加速を見せてくれる。
そして振動というものがない。
3気筒だから少しは振動があると予想していたが
それがまるでない。
バランサーシャフトを搭載しているとはいえ、
ヤマハの最新技術だから実現できるものだと思う。
このMT-09の加速、トラクションの良さは、
エンジンだけでは実現できないないと思う。
硬いアルミ鋳造フレームとガルアーム形状の
スイングアームの三位一体のなせる技だと思う。
これがパイプフレームだったら。
トラクションの良さがスポイルされていたかも?
それはいままでにない経験だった。
この加速に即応するようにブレーキもよく効く。
お好みで社外のラジアルマスターシリンダーに交換すると
さらにコントロール性が良くなるだろう。
また、フロントフォークが立っているように見える。
いや、フロントホイールがハンドルを持つ手のすぐ下にある
ように感じるのに、
交差点の左折では、バイクが切れ込むことはない。
3気筒エンジンがコンパクトで、
絶妙な位置に搭載されているからだろう。
また、エキゾーストがミッドシップマウントで
低重心ということもある。
重量物がバイクの中心に凝縮していて、
理想的な重心バランスを実現している。
帰りにYB7を走らせると、
やはり一瞬の間を置いて加速するので、
MT-09の加速がいかに鋭いものだったかが
わかった。
なお、MT-09のスタイルは、
好みが分かてるところだが、
モタードバイクと考えれば納得できるものだ。
その持ち味は走りにある。
1000ccスーパーバイクは当然速いが、
それなりに大柄で重いのでその扱いが難しいと思う。
しかし、MT-09はバイクがコンパクトで軽い。
ストリートキングと言っていいだろう。
奥多摩に向かう、
フタマタオの下りからイクサバタに向かう高速S時
コーナーを駆け抜けてみたい。
私の身長は低いが、またがってみると
シートが絞り込まれているので片足をつくことができる。
走行距離が延びれば前後サスは沈むようになるだろう。
最初から前後のイニシャルプリを弱めに調整してもいいと思う。
RR瑞穂さんで、
是非試乗してみてほしい。
今回は貴重な試乗の機会をいただき、
まことにありがとうございました。
ではでは//