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Channel: アドリア海のフラノ -SINCE 2006-
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孤独のグルメ#11 荒川区・日暮里/ 孤独のグルメ#12END 中目黒

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孤独のグルメ#11 荒川区・日暮里 かりんとう饅頭 鳥の煮込
鯖のサンドイッチ 激辛カレーライス
 
 
 
 
第十一話
居酒屋の若女将 - 美保純
マキ - 小沢真珠
酔っ払い客 - モト冬樹
居酒屋の女将 - 市川千恵子
 
 
 
 
昔々、いまから30年前(1983年の年末)のことになるが、
日暮里のお隣、西日暮里でのことだ。
私は東京(青梅)に上京したばかりのころだ。
同じ高校の友人であるS君が赤坂にある新聞配達店で新聞奨学生
として住み込みで働いていた。
そして憧れの音響エンジニア(レコーディングミキサー)になる
ことを目指していた。
私はたまに赤坂の寮におじゃましていた。
 
あるとき、西日暮里に面白い場所があるから行こう
と誘われ出掛けた。
 
そしてその場所に到着して驚いた。
なんとそこには、
 
 
「Mプロダクション」
大きなロゴマーク掲げられていた。
 
私はドキドキしながら友人となかに入ると、
そこでは忘年会が行われていた。
 
そこに集う男女は、
私のような田舎者とは違う都会の若者たちだった。
とくに女性の美しさにドキドキさせられた。
 
そのときお話した彼女は、
まるで「天地マリ」ちゃんそっくりだった。
ふんわりとウエーブがかかった髪型がかわいかった。
そしてきらきらと輝く瞳が魅力的だった。
 
そして宴もたけなわになったとき、
松田聖子ちゃんの曲とともに、
ペンギンの気ぐるみを着た男女が登場して
大いに盛り上がった。
たぶんその中のお一人は、T先生の息子さんである、
さんだったと思う。
 
いや、驚いたね。
ここは、なんていいところなんだ。
私はずっとここにいたかった。
親近感を覚えていた。
 
Mさんとの会話を想いだす(記憶のかなたから)。
「君はじめての見る顔だね。」
と聞かれた。
 
「S君とはじめてきました」
と答えた。
 
Mさんは、
「そうなんだ、何やっている人?」
と聞かれた。
 
私は、正直に、
「青梅というところでコンピュータのエンジニア
をやっています」
 
Mさんは、
「そうなんだ。
僕の仲間内にはいないタイプだね。
また、きなよ歓迎するよ」
 
そう言ってくれた。
私は嬉しくしかたがなかった。
 
しかし、無常にも終電の時間が近づいていた。
私は後ろ髪を引かれる思いで友人と
Mプロの寮?
を後にした。
 
帰りの電車の中で、
また、「天地マリ」ちゃんそっくりの彼女
に会いたい思った。
 
その後、友人からまた行こうと誘われた。
一瞬、あの娘のことが頭に浮かんだ。
 
しかし、当時、仕事に行き詰っていた私は、
それどころではない。
職場ではだれも手を差し伸べてくれない。
辞めたくないとの想いで猛烈にあがいていた。
結局、青梅で知り合った友人が話を聞いくれ
たこと落ち着きを取り戻し、
彼の助言により窮地を脱した。
 
まず、上司の人にいまの現状を訴えるだよ。
えっ、そんなことできない。
怖いよ。
大丈夫、僕がついているから。
また、その後の状況を教えてくれれば、
また、手立てを考えるから。
その友人にはいまもお世話になっている。
ありがたいことだ。
 
 

そのとき、またMプロの寮?

に出掛けていたら、
その後の人生は変わっていたかも?
チャンスだったのかもしれない。
長い人生には、そんなときがたまにある。
しかし、後になってそのことに気がつくわけだ。
誘われたのが最悪のタイミングじゃなかったら、......
 
いや、どこにいっても結局同じだっただろう。
そこで泉を掘り当てるしかない。
トロイを掘り当てたシュリーマンの執念をこそ、
見習うべきだ。
なんてね?
 
日暮里(西日暮里)という地名を聞くと、
そのことを想いだす。
赤坂の友人はその後福岡にUターンしてしまった。
東京での夢をあきらめてしまった。
人生いろいろあるさ。
 
あの冬の夜の宴は夢だったのか?
 

孤独のグルメ#12END 中目黒 パイナップルジュース
黒豚アグーの沖縄天然塩焼き にんじんシリシリー タコライス
  ソーキそば  ブルーシーアイスクリーム
 
 
 
 
第十二話
青山奈々 - 南沢奈央
カウンター男性客 - 久住昌之
ベビーカーをひく主婦 - 久本雅美
女性店員 - 富田理生
 
 

孤独のグルメ:テレビ東京

www.tv-tokyo.co.jp/kodokunogurume/

 
 
テレビ東京系放送「孤独のグルメ」の公式サイトです。2012年1月4日(水)深夜0時43分スタート!DVD-BOXご予約受付中!主人公・井之頭五郎を演じるのは、個性的かつ実力派俳優、松重豊。週刊SPA!で人気沸騰中のマンガ「孤独のグルメ」がテレビ東京の ...
 

孤独のグルメ - Wikipedia

ja.wikipedia.org/wiki/孤独のグルメ
 
孤独のグルメ』(こどくのグルメ)は、扶桑社の『月刊PANJA』誌上で1994年から1996年にかけて連載されていた原作・久住 ... 個人で雑貨輸入商を営んでいる井之頭五郎(いのがしら ごろう)が、仕事の合間に立ち寄った店で食事をする様を描いたグルメ漫画。
 
 

 

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