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Channel: アドリア海のフラノ -SINCE 2006-
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PATA HONDA 2014 WORLD SUPERBIKE PREVIEW

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先日、ホンダワールドスーパーバイクチームの発表会が開催された。
今シーズンのホンダCBR1000RRは、かなり力が入っている。
コンピュータユニットは従来と同じコスワース製だが、
エンジン制御ソフトウエアはHRCが開発したMotoGP譲りの
のものだ。
エンジンもパワーアップされているだろう。
 
なお、今シーズンもイタリアのポテトチップメーカーPATA
(年商41億、200人の従業員)が
ホンダCBR1000RRをスポンサードする。
 
いや驚くね。
わずか200人のポテトチップを製造するイタリアの食品会社が、
ワールドスーパーバイク選手権に出場するホンダレーシング
チームのメインスポンサーになった。
その勇気と決断に拍手!
これを気に世界に飛び出してほしいものだ。
日本でも買えるのかな?
 
 
 

PATA.IT

Pata: Prodotti, DaVinci Chips, Selenella, La Patatina Artigianale, Pentagrani, Patatine classiche, Patatine grigliate, Arachidi e noci pregiate, Snack Estrusi, Tortillas, Corn Chips, Snack pellets, Pop corn, Multipack, Astucci, Linea Bar, Linea ... 
 
また、先週行われたヘレステストで良いタイムを出している。 
今シーズンはシーズンで8機までのエンジンしか認められていない
ないので、カワサキやアプリリアはエンジンのパフォーマンスを
とすしかないだろう?
そう言われている。
そういった好条件によりCBRにも勝機があると見ている。
ちなみに昨年はジョナサン・レアがシルバーストンで1回
勝利したに止まった。
 
 
来週の17、18日はフリップアイランドでWSBK公式テスト、
その週末の21-23日にシーズン開幕戦となる、
オーストラリア・フィリップアイランドラウンドが開催される。
いよいよ待ちに待ったモーターサイクルレースシーズン開幕だ。 
 
 
eni FIM Superbike World Championship 2014
Test Jerezde la Frontera, Classifica (Tempi ufficiosi)
 
 
ヘレステストのトップタイムは、
昨年のヘレスラウンド・スーパーポールセッション
よりも1.5秒ほど落ちている。
パフォーマンスの低下を示すものなのか?
逆にジャナサン・レア/ホンダCBRのタイムはトップに
近づいている。  
 
2013ヘレスラウンド、スーパーポールセッションタイム
http://resources.worldsbk.com/files/results/2013/ESP2/SBK/Q6A/BES/BestLapsAndSpeeds.pdf
 
 
ユージン・ラバティ アプリリアRSV4 1'40.620
トム・サイクス カワサキ ZX10R7 1'40.668
 
ミッシェル・ファブリツイオ/ホンダCBR1000RR 1'42.827
*ジョナサン・レアは負傷欠場
レオン・ハスラム/ホンダCBR1000RR 1'42.973
 
 
ヘレス・テスト結果
 
01- サイクスTom Sykes – Kawasaki Racing Team –
      Kawasaki ZX-10R – 1’42.1

02- バッズLoris Baz – Kawasaki Racing Team –
      Kawasaki ZX-10R – 1’42.3

03- メランドリMarco Melandri – Aprilia Racing Team –
      Aprilia RSV4 Factory – 1’42.4

04- レアJonathan Rea – Pata Honda World Superbike Team –      Honda CBR 1000RR – 1’42.4

05- ギュントーリSylvain Guintoli – Aprilia Racing Team – A
      prilia RSV4 Factory – 1’42.5

06- Jeremy Guarnoni – MRS Racing –
      Kawasaki ZX-10R – 1’43.5 (EVO)

07- Leon Haslam – Pata Honda World Superbike Team –
      Honda CBR 1000RR – 1’43.7

08- David Salom – Kawasaki Racing Team –
       Kawasaki ZX-10R – 1’44.1 (EVO)

09- Alessandro Andreozzi – Team Pedercini Racing –
      Kawasaki ZX-10R – 1’44.5 (EVO)
 
 
とこで、現行スーパーバイクレギュレーションは今シーズンで
終了する。
来シーズンからはエンジンのチューニングが禁止されたバイクで
争われる、スーパーストックEvoクラスに全面的に移行する。

すでにカワサキ、BMW、そしてドゥカティは、
Evoクラス用バイクを今シーズンから走らせる。
また、アプリリアは現在ニューRSV4を開発しているらしい。
そこでホンダはどうするのか?
パフォーマンスアップした、
200psまでパワーを絞り出せる新型CBR1000RRを
出すのか?
いまのインライン4エンジンを80mmまでボアップして
高圧縮エンジンに改造するのか?
それに耐えられるのか?
また、ロードバイクとしての使いやすさがスポイルされ、
燃費が悪化する可能性が高くなる、
やはり、エンジンをリニューアルするしかないような気
がするのだが?
しかし、以前のようにスーパースポーツバイクが売れない時代に
新型エンジンを投入するかは疑問だ。
しかもほかのバイクへの転用は難しくなる。

やはりMotoGP市販レーサーRCV1000Rをロードバイク
に仕立てなおして販売するほうが理にかなっているような気がするのだが?
これが一番戦闘力が高いバイクになる。
チャンピオンを狙えるバイクだ。

RCV1000Rのエンジン・クランクケースは金型との噂だ。
だとしたら量産は可能ということになる。
いや、大した台数を作るわけではないのに、
削り出しのワンオフではなく設備投資がかさむ金型としたら、
そこにWSBK参戦を見据えていたのかもしれない。
 
また、シャーシはCBR1000RRのようにアルミ鋳造フレーム
にすれば、それだけでレースに耐えられる高剛性フレーム
となるだろう。
後はショーワの前後サスペンションと
ニッシンのブレーキを取り付ければいいだけだ。
今シーズン、グレシーニホンダが走らせるRC213Vは、
ショーワとニッシンを装着しているので、
そのノウハウを投入出来る。
SPヴァージョンにオーリンズ付きがあるだろうか?
そしてプラスチックのカウリングとアルミ鍛造ホイール。
*マグホイールは禁止されている。
 
問題は価格と生産台数。
WSBKレギュレーションは2年間で2000台のバイク製造を
参戦の条件としている。
もし、価格が500万以上だったら、
そこまで売れるだろうか?
 
話は変わるが、
ドゥカティ1199パニガーレ・スーパーレジェーラは、
500台限定だったが完売したらしい。
おそらくエンジンはマイナーチェンジする1199に
流用されると思う。
高価な上級モデルで開発コストを吸収して、
普及モデルに生かす戦略か?
 
ホンダV4バイクが、
300万前後だったら、
2000台は売れるのでは?
 
ジョナサン・レアとレオン・ハスラムがホンダと
再契約した背景には、V4エンジンバイクが登場すると
いう話があったからではないだろうか?

そしてMotoGPマシンを走らせるチャンスがめぐってくる。
あくまでも推測だけどね。

ロードバイクRCV1000Rの登場は、
インターモトまたはミラノモーターショーになるだろう?
東京モーターサイクルショーに
プロトタイプ/レースヴァージョンが電撃デビュー(参考出品)
だったりして?
あくまでも推測だけどね。
 
 

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