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Channel: アドリア海のフラノ -SINCE 2006-
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美杉台TTコース NSR250R通信

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美杉台TTコース(仮称)とは、
飯能くすの樹カントリークラブ/名栗渓谷近辺
と県道28号線/美杉台6丁目交差点を結び新たなロードなんだ。
最近、ここにコンビニが開店して休憩できるようになった。
*写真には写っていない。
 
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以前は、青梅と飯能市街を結び県道28号線が伸びていただけだったが、
数年前から左右の山を切り崩して住宅地と工場用地として造成されていた。
そして、最近になって美杉台TTコース(仮称)が全通した。

5kくらいの見通しのよいロードとなっている。
まだ、グーグル地図を見ても地名が出てこない。
交通標識や速度表示も見当たらない。
しかし、すでにいつくかの工場が建っている。
美杉台6丁目交差点の一角に看板が立っている。
それを見ると飯能大河原となっていた。
 
最近週末になると、
このロードを走ることを楽しみにしている。
その存在を知る人は地元近辺の住民だけらしく、
そこを走るクルマは少ない。
名栗方面から青梅に向かう迂回路として好都合だ。
 
さて、NSR(88)を走らせるのは、
久しぶりのことになる。
おやじになった私には、
前傾姿勢を
キープすることがつらくなってきた。
しかし、奥多摩までの往復ならまだまだいける。
 
すでにホンダの工場から出荷されて25年にもなる。
私のもとに来たのは1996年なので17年になる。
その間、いろいろなことが起きた。
故障もあった。
それを乗り越えて走らせ続けている。
 
最近、電子制御に守られたバイクばかりだ。
しかし、NSR(88)のような辛口のバイクを走らせて、
自らにカツを入れたい。
 
NSR(88)の走りでは、
一瞬たりとも気が抜けない。
気を抜いた瞬間にバイクは曲がらなくなる。
全神経を走りに集中させることが必要だ。
若い時は、その刺激が魅力的で88を走らせる原動力になっていた。
 
いま、おやじになった私にはつらい。
しかし、たまには神経を活性化させるには
良いことだろうと思う。
 
1000ccSSは速い。
そのことはだれもが認めることだ。
しかし、それはバイクが重く安定しているからだ。
それがハイスピードをキープできる最大の要因だと思う。
それでは面白くない。
 
NSR(88)は150kg
1000ccSSは200kgを超える装備重量だ。、
88を走らせていると、
1000ccSSはやはり重い。
50kgの差は大きい。
 
 
88は軽量な250ccバイクだから簡単?
そんなことはありません。
走らせてみればわかる。
88をハイスピードで走らせるということは、
常に神経を研ぎ澄すことで、
一瞬の誤りも許さればいライディングを行う必要がある。
コーナリングのきっかけはすべて自分で作り出す必要がある。
そういう厳しい試練の場に自分を置いてみたいという、
元気のいい若者にチャレンジしてほしいものだ。
 
そういったことが、
NSR(88)を手放さない理由の1つなんだろう、......
それができるうちは、
まだまだ88/スポーツバイクを走らせることができる。
 
全走行距離は、3万5000kを超えた。
*私の代で約3万k走行させた。
しかし、秘密のナンちゃんテク(2ストゾイル)
を駆使するこことで、
いまも快調なエキゾーストノートを聞かせてくれる。
たまに動かすこと。
長期間放置しないこと。
無理に回さないことが好調を維持できる秘訣だと思う。
 
燃費はこの前の給油で約13k/Kだった。
だいたいこんなものだろう。
この数値が極端に悪くなるようなら、
なんらかの問題を抱えていることが考えられる。
ちなみに市街地の渋滞は走らない。
奥多摩までの往復だけになる。
 
 
Ps、
歴代NSRの中で最速の1台は?
 
残念ながら88ではない。
MC21ガルアームSPだと思う。
 

1990年に発売されたキャビンカラーのSPは、
ガルアームの88と呼ばれたほど速い。
ノーマルはRCバルブ半開でパワーを絞め殺しているので、
リミッターカットが必要だ。
HRCイグナーターとハルクプロのチャンバーを入れれば
最強ガルアームNSRとなる。
 
 
私もペンタックスSPとロスマンズSPのノーマルバイクを
2台を所有したことがあるが、
これほど速いコーナリングマシンはなかった。
 

それに肩を並べるバイクは、ドゥカティ996Rだけだった。
前後にBSー002という
ウルトラハイグリップタイヤを履かせていたので、
かつてないほどバンクさせても怖くなかった。
私が同じコースを走らせたら996Rに軍配が上がると思う。

パワーだけなら、
MC28プロアームにハルクプロのチャンバー、HRCカード、
芯だしクランク、FRPカウリング/シートカラー、ミシュラン・パイロットレース、
etcのカスタムが施されていた1台だろう。
おまけにV.ロッシカラーだった。
とても250ccとは思えないほどの加速とパワーフールを味あわせてくれた。
HRCカード装着時は、ダブルスパーク点火になり、低速からトルクがありながら、
一気に吹けあがるエンジンだった。
 
 
一度友人に貸し与えたところ、あまりの速さに驚嘆していた。
それから比べると88のエンジンは駄馬だった。
 
ある年の真夏のことだ。
柳沢峠を下り奥多摩に向かう途中、
ブレーキがいきなり効かなくなった。
その原因はブレーキディスク。
熱ダレによりディスクが変形(熱膨張)してしまったのだろう。
ブレーキパッドがディスクに接触/当たらなくなくなるほど変形(熱膨張)
してしまったようだ。
それ以上のハイペースは無理なので、
しばらく休んでディスクを冷やして熱膨張を元に戻してから出発した。
手をかざしてみればわかる。
NSRのディスクプレートはフローティングディスクなのだが、
ブレーキを酷使すると熱ダレする。
そこがノーマルディスクの限界なのだろう。
その後、ペースを抑えて走ればなんの問題もなかった。
 
前後にミシュラン・パイロットレースを履いていたので、
強烈なブレーキングを繰り返しても、
それに耐えられるグリップだったが、
ノーマルブレーキディスクはそういう走りは無理、
耐えられなかった。
やはり、サンスターなどの熱に強いディスクプレートと交換しないと
真夏の走りは無理だと思った。
ちなみにブレンボ4ポットキャリパーだった。
 
88ではそこまで攻めた走りはできないので、
ブレーキディスクが熱ダレを起こすようなことはない。
 
結局、最強エンジンを搭載していたが、
プロアームMC28のハンドリングはしっくりこなかった。
ガルアームMC21ほどの切れがない。
 

しかし、過ぎたるは及ばざるがごとし。
このガルアームSPとプロアームSP(ウルトラ改)は、
あまりにもソリッドだった。
サーキットを走ることで真価を発揮するバイクだったのかな?

結局、そこそこパワー(リミッターカットして3速/52ps:後輪)はあるが、
ハンドリングが手ごわい88だけが手元に残った。
しかし、リア18インチタイヤなので乗り心地は良いと思う。
 
いまでもハンドリングに優れるガルアームSPに
最強のエンジンを搭載した1台を作ってみたい、
と考えないでもないが、
いまさらだね。
 
 
 
 
 
残るのは89NSRのみ未経験なのだが、
何か得るものがあるだろうか?
 
当時、180kスピードリミッターに合わせて
パワーダウンではなく、
ミッションとスプロケのギアレシオが見なおされた。
 
最高速は180kに抑え込まれたが、
その間の加速は鋭いかもしれない。
 
つまりワインディングでこそ、
そのパフォーマンスを生かせるNSRではないかと思う。
 
そして台形カーブの点火マッピングを実現した、
より進化したPGMⅡコンピュータが搭載された。
2ストなのに4ストのように出だしからトルクがある
と言われていた。
 
実はガルアームMC21のハンンドリングは好きなのだが、
大型になったスタイリングが好きではなかった。
 
その点、銀テラと呼ばれていた89NSRSPは
今見ても素敵だと思う。
 
そのことについてはまた考えてみたい。
 
 
 
 
この89NSRを走らせるお父さんと娘さん親子。
海外から高い評価が寄せられている。
ギリシャ、カナダ、フィンランド、タイ、スペインなどだ。
このビデオは2008年10月に撮影させていただいたものなので、
これこれ5年前くらいになる。
 
娘さんは当時小学生だったので、
いまは中学生または高校生になっているだろう。
 
たしか3年くらい前にRB大和でこの親子とお会いしたことがある。
娘さんはびっくりするくらい背が伸びていた。
お子さんの成長は早いものだね。
お元気で!
 
 
ではでは//
 
 

 
 
 

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