FTR-Yamahaの脅威

しかし、最高速度は３１０ｋ＋αだった。
パワー不足であることは明らかだ。
いままでテストを繰り返してストーナーも走らせたのに、
こんなものなのか？
残念ながらそう思ってしまった。
現状ではＦＴＲ－Ｙｍａｈａのほうがはるかに速い。

これではレースで２４Ｌの燃料を使えたとしても、
ヤマハ勢に対抗することは難しいように思う。

ホンダＶ４はそのパワーと加速力でヤマハを圧倒していた。
しかし、ハンドリング／コーナリングではヤマハに一歩劣っていた。
そこで２０１４年型ＲＣ２１３Ｖは、コーナリングスピード／パフォーマンス
を向上させることに力を入れているという。
しかし、最低重量が１６０ｋｇに増量されてことにより、
ブレーキングに問題を抱えているとも噂されている。

しかし、ＲＣＶ１０００Ｒのコーナリングはいままでと同等。
いや、劣るだろう。
最低重量は１６１ｋｇになるらしい。
パワーに劣り、コーナリングもいまいち。
いまの状況では、トップ５に入ることは難しいのでは？
来年２月上旬のセパンテストに４台（＋４台のスペアマシン）のＲＣＶ１０００Ｒ
が納車されると思われるが、
そこまでにどこまでマシンポテンシャルを引き出すことが
できるかが勝負を分けるだろう。
現状ではヤマハのエンジンリース作戦が一歩リードしている
ように思われる。

おそらく、
Ｍｏｔｏ2最強マシンであるカレックスもヤマハエンジン搭載
マシンの開発に乗り出すのでは？

ホンダの場合も、
エンジンリース（ニューマチックバルブ機構）を検討するかもしれない。
もしかしたら、ヘイデンおよび青山が走らせるＲＣＶ１０００Ｒのエンジンを
ニューマチック７バルブ機構エンジン（ノンシーケンシャルミッション）に
載せ替えることになるかも？
これなら２４Ｌの燃料でファクトリー勢と同等のトップスピードを出せる
だろう。

MotoGPは、

ファクトリーマシンとオープンクラス（元ＣＲＴ）の

２種類のマシンが走ることになるので、

なにが有利で不利なのかは限りなくグレーだ。