ＭＶ Ａｇｕｓｔａ ＧＰ５００／３気筒レーサー
１９６７年マン島ＴＴレースでホンダＲＣ１８１（マイクヘイルウッド／４気筒）との激闘、
マン島ＴＴレースでは敗れたが年間チャンピオンはＭＶ Ａｇｕｓｔａが獲得した。ホンダがＧＰから去った後、１９７０年代前半まで無敵の快進撃を続けた。
そして１９７３年と７４年、フィルリード／ＭＶ Ａｇｕｓｔａ４気筒レーサーに破れさる。Agoはヤマハに移籍することに。
1950年代のＧＰ５００レーサーと比べるとエンジンが持ち上げられ
ている。短いホイールベース（＆短いスイングアーム）ながらエンジンの重心を上げることで直進安定性を稼いでいたのか？
あいかわらずシートは低い。
この時代にすでにスイングアームピポットの位置（上下）を調整する機構を組み込んでいた。コースにより微妙にトラクション＆チェーンの
張りを調整することができた。
エンジンはピーキーながらハンドリングの良さでライバルを圧倒し
続けた。元祖マルチシリンダーエンジンにおけるハンドリングマシン
になるのかな？
1993 GP250チャンピオンを獲得した原田哲也／Ｙａｍａｈａ ＴＺＭ２５０。パワーアップに対応するためエンジン（クランクケース強化？）が重くなったことに起因して、エンジンの重心を上げ短いホイールベース
ながら直進安定性を稼いだ。
ライバルの意表をつく、レースをソフトタイヤで走りきる戦略で勝利を重ねた。ＭＶ Ａｇｕｓｔａ ＧＰ５００レーサーと似ていないだろうか？
大容量オイルパンの上にエンジン本体がある、
ユニークな構成のＭＶ Ａｇｕｓｔａ ＧＰ５００3気筒エンジン。
MV Agusta GP500 ３気筒レーサーの実物（レプリカ？）は
コンパクトだった。２５０ｃｃバイクと大差ない。