2017 new KTM RC16 MotoGP デモラン レッドブルリンク
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MotoGPオーストリアGP開催中にKTM RC16がデモランを
行った。
母国のファンにRC16をお披露目した。
最終戦のバレンシアGPに参戦して、
いよいよ2017年から本格参戦を開始する。
パイプトレリスフレームにV型4気筒エンジンを搭載する
基本構成がいかなるパフォーマンスを発揮するかが注目される。
さて、シームレストランスミッションを間に合わせることが
できるだろうか?
これがないとライバルに置いていかれることは必定だ。
おそらくドゥカティ、アプリリア、スズキが採用していると噂される、
トランスミッション専門メーカーから購入することになるだろう。
そしてV4エンジンは正回転なのかそれとも逆回転クランク
のどちらを採用しているのだろうか?
まずは正回転で逆回転クランクはまだ検討している段階
なのでは?
ところでこのV4エンジンはKTMオリジナルなのか?
それともロータックスとの共同開発なのだろうか?
市販車、ロードバイクはロータックスとのコラボする場合は多い。
それによりハンドリングの性格は根本的に異なるものになる。
ちなみにドゥカティは逆回転クランクを
搭載していると噂されている。
そのことで長年の懸案だったアンダーステアを克服したが、
新たな課題が発生した。
エンジンブレーキの効きが悪いことと、
コーナーからの立ち上がり加速が悪くなる。
昨年はコーナーの突っ込みと立ち上がりでホンダ、ヤマハに
ばしばし抜かれていた。
その課題を1つ1つ克服して、
オーストリアGPで2010年以来の勝利を得ることができた。
今回の勝因の1つのライバルにない、
4枚のフロントウイングの効果は絶大だったと思う。
KTMの場合も実践を通じてバイクの性能を上げるべく、
トライアンドエラーを重ねることになる。
まずはポイント獲得、次にトップ10フィニッシュあたり
を狙うことから始めることになる。
その過程でパイプトレリスフレームのままでいいのか?、
アルミツインスパーフレームじゃない速さを引き出せない
のではないか?
そういうジレンマは避けられないはずだ。
タイヤに合わせないと勝負にならない。
世界の強豪がひしめくなかチャレンジがはじまる。