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このビデオの後半で紹介されているカワサキKR250だけど、
ほんのわずかな間だけ所有していたことがある。
なぜKR250だったのか?
それは1978年から1982年までの5年間、
GP250とGP350クラスで連戦連勝のグランプリレーサーレプリカだったからだ。
前後にシリンダーを配置したロータリーディスク吸気ポートのエンジンを
高回転まで回したときの強烈な加速が印象的だった。
そしてフロントサスがフルボトムするほど効くなブレーキ。
メタルパッドだったようだ。
このロータリーディスク吸気の2気筒エンジンは、
その後、アプリリアが継承してVツインに変更されてGP250クラスの
終焉まで長らく採用していた。
それはトップエンドのパワーでホンダ、ヤマハに差を付けることが出来た
からだ。
しかし、このKR250は仲間とツーリングするバイクではなかった。
市街地走行は苦手。
煙が出るので嫌がられた。
そして市街地走行でエンジンがヒートするとアイドリングが下がってくる。
アクセルを少し開けていないとエンジンストップしていまう。
その後ガンマ400に乗り換えてしまった。
しかし、その後登場したKR250Sのことが気になってしかたがなかった。
KVSSにより低速トルクが増強された。
しかし、TZRやNSRが登場して過激度は頂点に達した。
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KVSS(カワサキ) - バイク用語辞典
KVSS:カワサキ・バルブ・シンクロナイゼーション・システムの略. カワサキKR250S( 1985年)に搭載された排気デバイス。 2本のエキゾーストマフラーを結ぶ小さな穴( オリフィス)をエンジン回転数により開閉するシステムです。 隣のマフラーの圧力波を利用して ...