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二輪のメンテナンスは別世界!? トップチーム代表が語る
carview!-2016/02/29
ハルク・プロは、全日本ロードレース選手権・年間チャンピオン12回獲得をはじめ、鈴鹿8時間耐久2010、2013、2014年優勝、さらに世界の舞台で活躍する青山博一選手を育てるなど、2輪ロードレースで輝かしい歴史を刻んできた。レーシング ...
これも経験を踏まえて、8時間のうちに起こるさまざまな事柄に対応する準備をしています。
その一方で、機械部品にはブレークイン、つまり“慣らし”が必要です。
すべてまっさらな部品のままスタートグリッドにつくのではなく、
“馴染ませる”という過程を経てリスクを減らし、
レースに挑むことも必要なのです。
“乗ったあとに、乗る前と同じ状態に戻す”が極意
機械ですからいろいろな部分が消耗します。
走行を重ねるうちに各パーツのパフォーマンスがピークを迎えると、
そのあとは緩やかに落ちていくわけですよね。
レベルの高いところでいかに持たせるか、どんな状態になったらパーツを取り換えるか、その見極めはなかなか難しいものです。
一般のモーターサイクルの場合は、レーシングマシンのようにシビアに考えなくてもいいでしょうが、走らせたあとはきれいに洗車をして、
次の機会にはまた気持ちよく乗れるような状況をつくっておくことは大切だと思いますよ。