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ホンダ「2190万円バイク」が背負う重大使命
熟練技術者25人が手作業、年明けから納車
超高額商品だが、既に世界から300件を超える購入希望が
寄せられている。
生産は2016年末まで約250台の予定。
日本では43件の商談が進行中で、
年明けから納車を始める。
一方、欧米で人気が高い1000ccを超えるような大型バイクでは、
米・ハーレーダビッドソンや独・BMWなど老舗ブランドが強く、
ホンダは追いかける立場だ。
ただ、ライダーの高齢化と相まって、
既に市場が成熟しており、伸びしろは限られる。
鈴木執行役員は「今後趣味商品の主戦場となる新興国市場で
勝っていくためには、
現時点で先進国においてそれなりのブランドアイデンティティを
構築しておかないといけない」
と危機感を露わにする。
なぜ今、超高級バイクを売り出すかの答えは
ここにある。
「RC213V-S」は約250台限定ながら、ブ
ランド戦略上の最重要モデルともいえる。
趣味性の高い大型バイク市場は、
世界ではバイク全体の2~3%とわずかであるが収益性が高い。
ここでシェアを伸ばせば、ブランド価値向上も期待できる。
将来にわたって二輪王者の地位を守り抜くためにも、
ホンダが満を持して投入する新型車が背負うものは大きい。
ナンちゃんずコメント
流石に東洋経済さん、
綿密な取材とユーザーが知りたいこと、
そしてホンダが意図するこを正確に記事にしている。
日本では48件が商談中という真実も判明した。
*7台ではなかった。