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Channel: アドリア海のフラノ -SINCE 2006-
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ARAI channel Vol.22 - 組立工程現場潜入編②〈穴あけ工程〉

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https://youtu.be/_7HJoaKn3Ko


Arai-helmet Japan

2015/09/30 に公開
組立工程現場潜入編②〈穴あけ工程〉
今回のアライチャンネルは、組立現場の「穴あけ工程」に注目し
てみます。

「ドリルで穴をあけるだけ」と思われますが、
非常に高い精度が求められ、やり直しがきかない作業なのです。

穴あけ工程では、ここで行われた作業の出来栄えが、
完成する製品のクオリティーを大きく左右します。
工程としては、「シールド取付け部」「デミストロック」「ベンチレーション」の穴をドリルで開け、「シールド取付け部」には、ネジを締め込む
ための亜鉛ナットを打ち込みます。

『どのようなことに気をつけて作業していますか?』

穴型をセットする際には、塗装帽体に擦り傷がつかないように、
細心の注意をはらう必要があります。穴をあける際には、ドリルの
振動で穴位置がズレないように慎重に作業を行います。
穴がわずかでもズレてしまうと、シールドの取付けに不具合が出たり、衝撃緩衝ライナをセットした時に帽体とライナのベンチレーション
ホール位置が合わなくなり、本来の性能が発揮できなくなってし
まいますので、かなりの精密さが必要になります。

『作業のなかで、何か苦労はありますか?』

帽体には、防弾チョッキにも使用される引張り強度が非常に
高い特殊素材を使用しています。
そのような素材にドリルを通すためには、ドリルの刃が繊維に
噛み込まないよう、作業者はドリルを送り込むスピードを感覚
としてしっかり身につけなくてはなりません。

『この作業を行う上でのこだわりはありますか?』

やはり考えることは、最後にヘルメットを手にするお客様です! 
走行時に各パーツがしっかりと機能し、
アライヘルメットの快適さを感じられる、
お客様に満足していただけるヘルメットを作り上げることです。
自分の作業が、各パーツを取付けるためのガイドラインになる
ことに責任を持ち、作業するよう心掛けています。


メットは究極のハンドメード製品だと思う。



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