今シーズンホンダRC213V-RSを走らせるチームアスパルだが、
来シーズンはドゥカティを走らせることが決定したそうだ。
ライダーはユージンラバティとヨニーエルナンデス。
バイクはDucati GP14.2
ニッキヘイデンはチームを出ることになる。
ＧＰ１４．２は型遅れと思われがちだが、
シームレストランスミッションを搭載している。
また、ホンダ、ヤマハファクトリーマシンに迫るトップスピード
をたたき出すことができる。
先日のイギリスGPでは２位表彰台に上がっている。
そのほかの陣容だが、
ドゥカティファクトリーがGP１６を２台走らせる。
ドビとイアンノーネ
プラマックドゥカティがGP１５の最終スペックを２台走らせる
スコットレディングとペトルッチ（イギリスＧＰ２位）
チームアビンティアがGP１４．２？
バルベラとバス（フォワードから移籍）
オープンクラスでトップ争いをする二人
以上８台が出走する一大勢力となる。
ＧＰ１４．２だがミシュランタイヤを履くことになるので、
ＧＰ１４．５くらいにスペックアップすると思われる。
従来の９０度Ｌ４を搭載するエンジンだが、
ミシュランタイヤとの相性しだいでがまだまだ活躍
できる可能性があると思う。
トップ１０前後のポイント圏内にドゥカティ勢が割拠
することなるだろう。
ここまで出走台数を増やすのは、
なにか将来に向けて目論見があると思われる。
マシンのパフォーマンスを揃えてホンダ、
ヤマハ包囲網を築き上げる。
コンストラクターズチャンピオンを狙う
Ｍｏｔｏ２またはＭｏｔｏ３から将来有望な新人を
サテライトチームに迎入れる。
ドゥカティ４気筒スーパーバイクの構想は否定
されたが、その情報をリークした主はドゥカティ内部からの
ものだと噂されている。
なんらかの開発を続けているのかもしれない。
ヨーロッパの人間は日本人とは感性が違う。
ある程度計画が進んでいても、
あえてそんな計画はないと否定する。
それはは往々にしてあることだ。
その鍵はＧＰ１４．２。
これを４気筒スーパーバイクに仕立て直す
ことは容易だと思う。
伝統のＬ４エンジンを搭載していること。
これはパニガーレＲとは兄弟のようなエンジンだと思う。
ジジダリーニャはＭｏｔｏＧＰとＷＳＢＫを共通プラットフォーム
で親和性を高める。
開発を共通に行うこと相乗効果を狙うことができるはずだ。
ジジダリーニャはアプリリア時代にＧＰ２５０クラスのグリッドを
アプリリアＧＰ２５０バイクでいっぱいにした人物だ。
数が多いといろいろなことを試すことができる。
スーパーバイクＲＳＶ４の電子制御機器は、
ＧＰ２５０バイクで開発された。
また、数が多いと商売としても成り立つ。
ＷＳＢＫで市販レーサーを販売する。
ＭｏｔｏＧＰではリースする。
ドゥカティはデスモなのでエンジンの量産が容易だ。
また、シームレストランスミッションは外部から購入
したものなのでホンダ、ヤマハほどの秘密はない。
すでにそういう計画が動き出していると思われる。
Martinez-Team: 2016 auf Ducati statt auf Honda - Speedweek
www.speedweek.com/.../Martinez-Team-2016-auf-Du...