カワサキはもともと小排気量2サイクルオートバイメーカーだった。
それがメグロとの合併で4サイクルエンジンバイクを手がけはじめ、
それはW1そしてW3まで進化する。
それがメグロとの合併で4サイクルエンジンバイクを手がけはじめ、
それはW1そしてW3まで進化する。
もともとの2サイクルエンジンバイクは、
空冷3気筒エンジンを搭載したH1 500 Mach III、
H2 750 Mach IVで頂点を迎える。
空冷3気筒エンジンを搭載したH1 500 Mach III、
H2 750 Mach IVで頂点を迎える。
このマッハ500のエンジンをベースにした市販レーサーH1Rは、
1970年代初期のグランプリ500ccクラスに出場して大活躍した。
1970年代初期のグランプリ500ccクラスに出場して大活躍した。
1970年から72年の3年間に
グランプリ500ccクラスで数多く表彰台を獲得している。
ライバルはジャコモ・アゴスチーニ/MV Agusta 500 3気筒
レーサーだった。
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そして1972年、
4サイクル4気筒エンジンを搭載したZ1 900が発売された。
4サイクル4気筒エンジンを搭載したZ1 900が発売された。
いまから考える不思議なことだが、
W1/W3(バーチカルツイン)、マッハ500/750(2サイクル3気筒)、Z1/Z2(4サイクル4気筒)という、
W1/W3(バーチカルツイン)、マッハ500/750(2サイクル3気筒)、Z1/Z2(4サイクル4気筒)という、
性格がまったく異なるスポーツバイクが同時期に開発/販売されて
いたことに驚く。
その後、欧米の市場をターゲットとした
4気筒エンジン搭載オートバイがメインストリームとなる。
この3台は、
いまも名車としてライダーに熱い支持を受け続けている。
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わたしはカワサキ・トリプルの出会いが1度だけある。
友人がKH400を所有していたので、
友人の後ろに座りその凄まじい加速とエキゾーストサウンド(&
紫煙)を体感したことがある。
CB400 Fourとはあまりにも対照的だった。
これも友人との2尻だった。
その後カワサキ2ストとは、
KR250を所有して走らせたことがある。
スズキでも、ヤマハでも、ホンダでもない、
独特なものだったと記憶している。
排気バルブのない初期型KR250は、
ビギナーだった私には難しかった。
なんとかしたいと思いライダースクラブの
インプレを読んだが難しくてわからない。
その中にコーナリングスピードを上げたとき、
「レバー効果」を生むほどではない?
という用語が理解できなかった。
いまでも、急激にパワーが立ち上がるエンジン
特性をコントロールしながらワインディングを
駆け抜けることは難しいと思う。
ブレーキはメタルパッド?を採用していたこともあり、
かなり強力だったと思う。
昔は足りないものを自分の技量を磨くことで補うのが
ライダーの喜びだったと思う。
いまそんなオートバイはなくなってしまった。
もしかしたら、
Ninha H2がそうなのかもしれない。