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Channel: アドリア海のフラノ -SINCE 2006-
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時を超えた傑作 「カワサキ MACHⅢ」

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カワサキはもともと小排気量2サイクルオートバイメーカーだった。
それがメグロとの合併で4サイクルエンジンバイクを手がけはじめ、
それはW1そしてW3まで進化する。
 
もともとの2サイクルエンジンバイクは、
空冷3気筒エンジンを搭載したH1 500 Mach III、
H2 750 Mach IVで頂点を迎える。
 
このマッハ500のエンジンをベースにした市販レーサーH1Rは、
1970年代初期のグランプリ500ccクラスに出場して大活躍した。
1970年から72年の3年間に
グランプリ500ccクラスで数多く表彰台を獲得している。
ライバルはジャコモ・アゴスチーニ/MV Agusta 500 3気筒
レーサーだった。 
 
 
 

Kawasaki 500 H1RA

www.motorcyclespecs.co.za/.../kawasaki... - キャッシュ類似ページ - このページを訳す
Kawasaki 500 H1RAThere was word from Japan in the spring of 1969 that Kawasaki had come up with something really new. Except for Dave Simmonds' 125 racer, Kawasaki was better known for its fighter planes than for anything else .
 
 
そして1972年、
4サイクル4気筒エンジンを搭載したZ1 900が発売された。
 
いまから考える不思議なことだが、
W1/W3(バーチカルツイン)、マッハ500/750(2サイクル3気筒)、Z1/Z2(4サイクル4気筒)という、

性格がまったく異なるスポーツバイクが同時期に開発/販売されて
いたことに驚く。

その後、欧米の市場をターゲットとした
4気筒エンジン搭載オートバイがメインストリームとなる。

この3台は、
いまも名車としてライダーに熱い支持を受け続けている。
 


わたしはカワサキ・トリプルの出会いが1度だけある。
友人がKH400を所有していたので、
友人の後ろに座りその凄まじい加速とエキゾーストサウンド(&
紫煙)を体感したことがある。
CB400 Fourとはあまりにも対照的だった。
これも友人との2尻だった。



その後カワサキ2ストとは、
KR250を所有して走らせたことがある。
スズキでも、ヤマハでも、ホンダでもない、
独特なものだったと記憶している。

排気バルブのない初期型KR250は、
ビギナーだった私には難しかった。
なんとかしたいと思いライダースクラブの
インプレを読んだが難しくてわからない。

その中にコーナリングスピードを上げたとき、
「レバー効果」を生むほどではない?
という用語が理解できなかった。

いまでも、急激にパワーが立ち上がるエンジン
特性をコントロールしながらワインディングを
駆け抜けることは難しいと思う。

ブレーキはメタルパッド?を採用していたこともあり、
かなり強力だったと思う。
昔は足りないものを自分の技量を磨くことで補うのが
ライダーの喜びだったと思う。

いまそんなオートバイはなくなってしまった。

もしかしたら、
Ninha H2がそうなのかもしれない。









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