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19年ぶりに鈴鹿8耐でヤマハが勝てた5つの理由

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19年ぶりに鈴鹿8耐でヤマハが勝てた5つの理由

財経新聞



ファクトリーとはメーカー直系のワークスのことで、最新のマシンやパーツを使うことができる。
 
当然、自社開発したマシンを使用しているだけに、マシンに熟知したスタッフがいて、プライベーターよりも有利だけに好成績を収めることが多い。
ヤマハは13年ぶりにファクトリー体制で ...
 
 実はYZF-R1は燃費がネックだった。
他のチームが1スティントを24周でピットインしたのにもかかわらず、なんとヤマハだけは28周まで引っ張ったのだ。
これは新型YZF-R1の燃費が飛躍的に伸びたことを証明し、周りのチームにとってもサプライズだった。
*衝撃的だった。
 
絶対的な速さと燃費の良さの相反する性質を持ち合わせた
新型YZF-R1は、他のマシンとくらべて大きなアドバンテージ
だった。
 
 ナンちゃんずコメント
従来型R1は、
あまり燃費が良いとはいえなかった。
それはビックボア(78mm)ショートストロークエンジンという
要素が大きかったと思う。
 
しかし、新型R1はさらに大きな79mmのビックボアを採用
している。
それなのに8耐で燃費が飛躍的に向上しているとは、
どういう「からくり」なのか?
 
MotoGPでシーズン5機のエンジン、
レースでは20Lの燃料しか使えないレギュレーション
により開発されたYZR-M1のエンジンテクノロジー
による恩恵なのだろうか?
 
エンジン自体は200psにパワーアップしながら、
より耐久性を向上させたこと。 
そして緻密な電子制御などがあるはずだ。 
また、一発のタイムは2分6秒フラットと圧倒的に速かった。
 
新型R1はまさにYZR-M1スペックといっていいだろう。
 
 
いや、それは肯定的な見方かもしれない。
1回の給油でライバルよりも4周近く多く走れるのに、
最終結果を見ると、
それほど大きな差(+1分17.411秒 )が付いていない。
しかも同一周回だった。
 
ラップタイム(レブリミット/最高回転の引き下げ?)を
意識的に落として燃費走行することで
給油1回の走行距離を引き延ばしていたのでは?
また、タイヤの耐久性を考慮する必要もあっただろう。

ライバルのほうがラップタイムは速いが、
しかし、先に給油に入るでその差は逆転する。
意識的に「うさぎとかめ」作戦を敢行したのだろう。

また、R1が8時間すべてをトップを走っていたわけではない。
何回かTSRに先行(2時間目と5時間目)されている。

ライバルと同じラップタイムで走行していたら、
どうなったことだろう?
*ペースを落とさないと燃費が悪い?
 
しかし、最終的にライバルのホンダCBR1000RRを振り切った。
 
もし、ストーナーが転倒しなかったら、
どうなっていただろうか?
そう思わずにはいられない。

過去にそういったことは起きたことはないが、
事故原因はスロットルケーブル関連の不良だったと発表された。
新しいスロットルとワイヤーの引き回しを設計
して今後に備えるそうだ。


"Honda Racing Corporation has carried out a detailed analysis following the crash of Casey Stoner in last weekend's Suzuka 8 Hour race," said a HRC statement(HRC公式発表). 

"Checking the throttle, which is a particular specification for Endurance HRC Factory bikes, and different from the standard throttle used on the Honda CBR1000RR road version, a malfunction(故障) was discovered related to the throttle cable(スロットルケーブル関連). 


"This kind of problem hasn't arisen before(以前そういったトラブルはなかった), however, HRC will cease using this throttle specification and will design a new one(新しいものをデザインして) to 
be used for Endurance races(今後の耐久レースに使用する). 

私は観客のスマホから発射された動画の集中砲火が
車載のECU&スロットルポジションセンサーに悪さを
したのではないかと思っている。

また、MotoGPでは最先端電子制御技術で
トップを走っているのに、
それと比べてロードバイクは遅れている。
進化していない。
いまどきトラコンもない。
現行CBRのコンピュータ制御技術が古い。
いまどき電子制御スロットルを使わないのは
時代遅れなのでは?
 
ちなみに、
今年の周回数は204周、
2012年(214周)/2013年(2015周)よりも
10周近く少ない。
運も味方したのだろう。
 

 
 
 
 
Suzuka 8 Hours: Results 

1.中須賀Nakasuga/エスパルガロEspargaro/スミスSmith Yamaha Factory Racing #21 204 laps

2. Aegerter/Hook/Smith FCC TSR Honda #778 +1m 17.411s
3. 加賀山Kagayama/芳賀Haga/清成Kiyonari Team Kagayama Suzuki #17 -1 lap
4. Philippe/Delhalle/Masson Suzuki Endurance Racing Team #30 -2 laps
5. 津田Tsuda/ローズLowes/Waters Yoshimura Suzuki #12 -3 laps

6. Checa/Foray/Gines GMT94 Yamaha #94 -3 laps
7. Costa/Gimbert/Foray Honda Endurance Racing #111 -3 laps
8. Hiura/Kamei/Yasuda Honda Suzuka Racing Team #25 -4 laps
9. Yanagawa/Yudhistira/Watanabe Team Green Kawasaki #87 -5 laps
10. Konno/Aoki/Ogata Motomap Supply Suzuki #32 -5 laps
 
 
 
 
 

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