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Channel: アドリア海のフラノ -SINCE 2006-
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ホンダCBR250RR通信 雨天走行

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CBR250RR通信 雨天走行
 
雨天走行となったCBR250RR。
しかし、ダンロップα13は路面が濡れていてもよく
グリップする。

ウルトラハイグリップタイヤといえば、
ドライでは絶大なグリップを提供してくれる。
それを自分のスーパースポーツバイクに履かせたたら、
もう元のタイヤに戻ることはなかなかできない。
人の習性としてレベルを下げるなんてできない。

 
しかし、ウルトラハイグリップタイヤは、
けしてオールラウンダーではない。
雨の中では、路面が濡れていると途端のグリップ
しなくなる。
そのときは、路面が乾くまで待つしかない。
また、そこから帰宅するしかない。
そのため雨天走行はしなくなる。

 
ところが、ダンロップα13は、
ハイグリップタイヤでありながら、
路面が濡れていても、
良好なグリップを提供してくれる。

それはタイヤに配合されているシリカ素材の恩恵
だと思う。

先日の休日、
いつもの名栗湖有間ダムまで向かう途中のことだ。
夕立に見舞われてしまった。

しまった、戻ろうか?

そう思ったが、
逆にこういう機会はあまりないので、
そのまま目的地に向かうことにした。

そこが運命の別れ道だった。
そこから戻っていたら、次のような結論は導き出せなかった。

するとどうだろう。
CBRに履かせたα13は素晴らしくグリップする。
これってほんと?
路面は濡れているのに、
フロントとリアタイヤから濃厚なグリップが伝わってくる。
絶妙にグリップしている、
さすがに雨で速い強いダンロップタイヤの歴史を受け継いでいる。
そういうことを瞬間的に想い出した。
1980年代後半のGP500、2007MotoGPフランスGP、etc。

こんなこと、いままで経験したことがない。

路面は濡れていたが暑かったこともあり、
あまり路面温度が下がらなかったのだろう。
また、タイヤの空気圧をマッチングしていたの
かもしれない。

フロント2.2kg、リア2.3kgくらいだった。
暑くなったのでタイヤの空気圧(チッソガス充填)
は下がらない、いや逆に熱膨張して高くなっている。
そういうとき雨が降った。
それでマッチングが良くなった?

ところが、
翌日も雷雨の後、名栗湖までCBRを走らせた。
その前にフロント2.1kg、リア2.2kgまで
空気圧を落とした。

しかし、前日とはなんだか違う。
あれあれあれ、.....
なんだか
グリップが落ちたように感じた。

すでに夕暮れ近かったので路面温度が低かったためか?
それとも空気圧を落としたためか?

常識的には圧を落とせばタイヤの接地面積が
増すのでグップがよくなるはずだが?
どうしてこうなるのかはわからない。
 
なにを言いたいのかというと、
タイヤの空気圧や路面温度により微妙に
フィーリングが変わる。
そういうことなんだ。

実は前回88NSRを走らせたときのことだ。
1か月ぶりだったので、
近くのバイク屋に向かいチッソガスを充填
してもらった。

しかし、バイク屋に向かう途中グリップ
している感覚が希薄だった。
それは4ストのCBRと2ストのNSRの
違いなのかと思った。

バイク屋で空気圧を見たら、
案の定、フロンと1.9kg、リア2.1kgと
かなり減っていた。

そこでいつものフロント2.1kg、
リア2.25kgに戻した。

これでよし。
そして名栗湖有間ダムに向かった。

ところが、しばらく走ると、
前後タイヤがグリップが素晴らしくよくなった。
フロントからグイグイと曲がる。
最近フロントタイヤに面圧をかけららるようになって
スムーズさが増した。
リアは少し太い150-60/18
なのだが、トラクションのかかりも申し分ない。
フロントは最新α13、リアは一世代前のα12のままなんだ.
なんだか不思議だ。

CBRとNSR両車ともに、
タイヤに熱を充分に入れること。
そして適切なタイヤ空気圧が保たれている
ことでフィーリングの良さを引き出せるのかもしれない。
 
それとアルミツインスパーフレームは、
パイプフレームよりも「のびしろ」が少ないのだろう。
よいフィーリングを得られ幅が狭いのかも?

路面温度に最適な空気圧があるのかもしれない。
CBRもNSRも走らせる環境によりフィーリング
が変わるのも、そのためではないだろうか?
濡れた路面では余計にそのことを感じてしまうのだろう?


私はバイクを走らせたときのフィーリングの違い感じ取る
ことを重視している。
 

CBRやNSRのような小排気量スポーツバイクは、
簡単にはスピードを上げることはできない。
しかし、その過程でスロットル開度とレスポンス、
ブレーキング、前後サスの伸縮、
前後タイヤのグリップ、フレームの固さを
感じ取ることができる。
私はそう思っている。

残念ながら、
1000ccスーパースポーツは一瞬でスピードが上がり、
すぐにブレーキングする繰り返し。
いつも路面と格闘しなくてはならない。

オートバイの持ち味なんて感じている暇はない。

雨が降るとそれだけでやる気を無くしてしまう。
バイクの足回りが汚れて掃除が大変だと
考えてしまうこともあるだろう。
なにしろ1000cc
スーパースポーツバイクは高価なので、
汚したくない気持ちはよくわかる。

本領を発揮させるのはサーキット以外にはない。
そう思うけど?

ところで、
この前会社に出勤するため歩いていたら、
東京畜産試験場手前あたりで、
前方からBMW S1000RRと真っ赤なドゥカティ・パニガーレ
の2台が走ってきた、パニガーレは女性ライダーだった。
ものすごく絵になるシーンだったね。
やっぱりパニガーレは素晴らしい。
思わず見とれてしまった。
右折して圏央道に向かうのか?
そう思っていたら直進していった。

もしかしたら、
名栗湖有間ダムに向かったのか?
そう思わずにはいられなかった。

やっぱりSSは夢のオートバイなんだと思う。
それはそれでいいことだと思う。





 



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