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Channel: アドリア海のフラノ -SINCE 2006-
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ブレーキパッド交換 NSR250R通信

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 最近はもっぱらCBR250RRを走らせているが、
今回は約一か月ぶりの88の出番となった。
いつものように名栗湖有間ダムに出かけた。
1回44kの真剣勝負。
飛ばすわけでないよ。
88と向き合う時間という意味だ。
 
実に気持ちのいい走りだった。
今回はNSRのほうが速いと感じた。
それはフロントに履かせたダンロップα13のおかげだ。
最近、フロントタイヤのグリップを
活かした走りができるようになった。

頭をスクリーンが目の前に見えるの高さまで落とす。
身体をタンクにぴったりと密着させる。
身体をバイクの前に寄せる。
コーナーが見えてきたら頭と身体をタンクサイドにずらして、
コーナーインめがけて突入する。バイクをバンクさせる。
足は出さない閉じたままだ。
気分はマルケスのようなライディング、
肘スリはできないが、
真似しているつもりなんだ。
 
以前はこんな走りはしたことがない。
いや、うまくいかなかった。
どうしても腰を後ろにずらしてリアステアしたくなる。
フロントからスリップダウンすることが怖いからだ。
私はそれをフロント16インチタイヤの呪縛と呼んでいる。

CRRを走らせているので、
その比較から生まれた相乗効果だと思う。
飛ばすわけでないが、
おやじになったいまも年々ライテク向上していると思う。
それが楽しい。

以前、1000ccスーパースポーツバイクを走らせて
いたときは、スロットルを開けるとすぐにスピードが出る
ので、いまのような楽しさは感じなかった。
スピードとブレーキングと格闘していた。
そして思うように曲がらない。
しかし、いまなら違った景色が見るとかもしればい。
まずは小排気量バイクでライテクを磨くこともありだと思う。
 

まったくもって良い気分で青梅に戻ってきた。
今日は良い日だと上機嫌だった。
そしていつものタイヤ屋さんに寄り道した。
そこには昔馴染みの仲間がいるからだ。
そこでバイクの話をしたら後は帰るだけだ。








ところが、
友人からブレーキパッドがすり減っているよ!
そう指摘された。
そこで左右のブレーキキャリパーを外してパッド
の減り具合を確認してもらった。

左側のパッドは限界レベルに達していた。
そういえば、
ブレーキレバーの握りがだんだん接近していたので、
ダイヤルを調整したんだった。
それが限界だよ。
というシグナルだったんだ。
たまには見ていたのだが、
今年になってまだ見ていなかった。

そこで友人のバイク用タイヤ屋さんに
頼んで交換してもらった。
せっかくだから左右両方とも交換したかったが、
あいにく在庫していたのは1セットのみだった。
そこで今回は限界に達していた左側だけを交換してもらうことした。

これで良し。
そう思っていたら、ブレーキフルードカップのレベルが
アッパーを越えている。
これはまずい。
新品パッドを付けたことでレベルを押しあげてしまった。

友人の話によると、
フルードのレベルが高い状態でブレーキがヒートすると、
走行中に勝手にブレーキが効いてロックする
ことになりかねないそうだ。
 
そういえば、昔そういう経験をしたことがある。
それはリアブレーキだった。
走行中に突然リアタイヤがロックした。
低速で走っていたのでなんとか止まれたが、
パッドがディスクに固着して冷めるまでてこでも
動かなかった。
こういったことはまったく想定していないので、
頭の中が真っ白になった。
その後震えがきた。
それはNSRを中古で購入した1998年頃のことだ。
 
原因はマスターシリンダー内部パーツの
不良/劣化でフルードの流路が遮断されたため
だった。
 
その後フロントでもフルードの流路が遮断
されてブレーキキャリパーのピストンが左側だけ戻らなった。
それは突然やってきた。
朝は奥多摩に出かけたのだが、
夕方また名栗方面に向かったいた。
緩い低速コーナーでそれは起きた。
ブレーキレバーを離した瞬間にフロントタイヤが左側に
切れ込んで道に投げ出された。
腹ばいのまますべっていった。
起き上がると左の鎖骨付近はずきんずきんと痛む。
後でレントゲンを観たら鎖骨が折れて前後に離れていた。
局、鎖骨骨折して手術することに、.....
自宅待機が1週間、
その間痛いのなんの、......
入院が1週間で都合2週間仕事に穴を開けた。
この一件で昇格のチャンスをふいにしてしまった。
まったくもって苦い思い出だ。
これって不良じゃないの?
 
この一件からも88は丈夫なバイクですね?
という問いかけには同意できない。
 
それでも左右のキャリパーをO/Hして、
セミラジアルキマスターシリンダー、メッシュホースに
交換した。
その間2年間寝かせていた。
決断できなかったからだ。
迷っていた。
こんな欠陥バイクを再び起こしてしかたがない。
そのとき、あらたに購入したガルアームNSRを走らせていた。
 
 
しかし、再び悪夢が襲った。
二度あることは3度ある。
 
そういうった過去の苦い想い出が
頭をよぎった。
そういうこともあり他人様には
88はお勧しません。

そこで急遽フルードのレベルを下げてもらった。
その後新青梅街道に出て、
ブレーキパッドの慣らしを行う、
フィーリングを注意深く確認した。その途中で
新青梅街道に進入するクルマが左折してきたので、
急ブレーキをかけるはめになったが、
制動には問題なかった。

実はフロントブレーキディスクも摩耗している。
最外周と内周で厚みが違う。
そのことはすでに指摘されていた。
 
しかし、3.7万k走行でそんなに減る
ものなのだろか?
もしかしたら、
いま装着しているブレーキパッドが
ディスクの減りを誘発したのかもしれない。
たしかに強力なブレ―キングを約束してくれるものだ。
まっ、近いうちに交換するようだね。
実はほかにも気になることがある。
最近はCBRを走らせているので、
おいおい修理&部品交換したいと思っている。
 
88はホンダの工場を出てすでに27年あまり。
わたしの手元に来て17年にもなる。
一見丈夫そうに見えるが、
考えられないようなとトラブルに遭遇したことがある。
そのたびに大金をはたいて修理している。
普通ならとっくに降りていると思う。

そのことは他人にはわからないので、
27年前のバイクなのにホンダは丈夫ですね。
そう思うらしい。
 

最近のことだ、
88にあこがれた若者がNSRを購入したそうだ。
しかし、すぐにエンジントラブルが出て修理。
センターシールが抜けたらしい。
その後、またエンジントラブルが出て走れなくなった。
修理が不完全だったのか?
ちょっと考えにくいね???

それは当事者ではないのでわからないが、
すでに27年も経過したバイク。
また、扱いに慣れていないなどさまざまな原因が
考えられる。
残念なが手放してしまったそうだ。
 
私の場合は、
次のようなことをやっている。
1)キルスイッチをオフして5回以上キックする
クランクがスムーズに回ることを確認するためだ。
これをやらないと安心してエンジンをかけることができない。
実はCBRでも似たようなことをやっている。
エンジンオイルをシリンダーヘッドに循環させるためだ。
ホンダのバイクはキルスイッチオフでセルが回る。
RVF400もそうだった。
カムかじり防止のためか?
 
2)キックしてエンジンを目覚めさせたら、
少しスロットルを開けて、エンジン回転を2000rpmくらいを
キープする。
アイドリングで放置しない。
それでエンジンを温める。
その後、エンジンを低回転でブリッピングさせる。
いきなり高回転まで回さない。
2ストエンジンではそれが重要だと思う

3)走りだしてから水温が上がるまで、
60℃以上になるまで、
絶対に高回転(7000rpm以上)まで回さないこと。

3)2ストゾイルを入れる
わたしの場合は給油のたびに100mLボトルのキャップ半分以下
を目安に入れている。
これは自己責任にやっていることなので、
お勧めできない。

4)10000rpm以上はあまり使わないこと。
そのとき水温が60℃から80℃以内に入っていることを確認する。
これよりも低くても高くてもエンジンにダメージをかけることになる
だろう。
こういったことをやって、
エンジンの焼き付きやセンターシール抜けを防いでいる。
いや、そう思ってる。

これでエンジンの好調を保っている。
ホンダのエンジンは丈夫だが、
気を使ってあげないと壊れると思う。
 
燃費向上のために燃調を薄くしはいけません。
壊れます。焼き付くよ。
燃費が気になるのならガルアームNSR(MC21)
を買いましょう。
それでも17k/前後くらいだろう。

古いバイク、多走行のバイクは、
バイク屋が完璧に整備していますと太鼓判を押した
としても500k、1000k、1万kと
走行した先はどうなるかは
わからない。
乗り手のほうでバイクの扱い方に気をつけるしかない。

それでもバイクは壊れる。
エンジンではなく電装部品だったりする。
イグニションコイル、レギュレータ、CDI、コンピュータ、
オルタネータコイル、etc。
だめになると基本的に交換するしかない。
古いバイクの電装部品はいつ壊れてもおかしくない。
基本は定期的に通電すること。

どうしてもNSRがほしい人は、
なるべく状態がいいものを選ぶべきだ。
多走行のバイクは避けるべきだろう。

壊れたら修理して乗る。
いや、エンジンを壊さないためにも、
その扱いに気を使うことだ。

88はいつまで動くかはわからないが、
そのときはそのときだ。




 
 
 
 
 

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