スタートでホールショットを奪ったのは、ポールポジションからスタートのドビツィオーゾ選手です。イアンノーネ選手が2番手で1コーナーに入りますが、立ち上がりではロレンソ選手が2番手に浮上します。マルケス選手はなんとコースアウト!すぐに復帰しますが、ほぼ最後尾まで落ちてしまいます。
1周目はドビツィオーゾ-ロレンソ-イアンノーネ-ヘルナンデス-スミス-P.エスパルガロ-A.エスパルガロ選手と続き、ペドロサ-ロッシ選手は9-10位、マルケス選手はなんと17位からの追い上げとなります。
ロレンソ選手を先頭にドビツィオーゾ、イアンノーネ選手が3周目から後続を離し、セカンドグループのトップにはロッシ選手が順位を上げます。ロッシ選手はトップグループより速いペースで追い掛け、7周目にはトップグループに追い付きます。一方マルケス選手は2周目に12位、3周目に11位と着実に順位を上げ、8周目には5位ペドロサ選手の後ろに近づき、12周目にはペドロサ選手を抜きトップグループの後方5位まで上がります。
その後トップグループの4人は、激しいポジション争いを繰り広げ終盤を迎えます。残り5周の時点でトップにいたロレンソ選手でしたが、19周目にラップタイムを落とし4位にポジションダウン。残り3周ではドビツィオーゾ、ロッシ選手が激しいバトルを繰り広げ、
残り2周でトップに立ったロッシ選手が最後まで押さえきり優勝。
0.17秒差でドビツィオーゾ選手が2位となりました。その後方ではイアンノーネ選手がロレンソを押さえ3位に入り、5年振りにドゥカティのダブル表彰台となりました。